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Posted by ブクログ
楽しかった!もちろん真相なんてさっぱりわからなかったけれど。袋とじの中を読みながら、えぇ?!そんなの読者に分かるー?嘘でしょ〜??と思いつつ、久しぶりに黄金時代と呼ばれる英国ミステリの雰囲気を楽しめたのでどうもありがとう次作の翻訳も楽しみにしております。
あとこれ千街さんの解説が好きだな。
Posted by ブクログ
トム・ミードの初翻訳。
解決編は袋綴じで、早川書店さんの本気が垣間見える(ポケミスがあんなに平積みされてたの初めて見ました笑)。
舞台は1930年代と、いわゆる黄金期。密室で首を切られた博士の死体が発見される。いかにして犯人は密室から消えたか。また、直前まで博士を訪問していた謎の男。外連味ある不可能犯罪に挑むのは引退した年齢不詳の奇術師スペクター。読者への挑戦に加え、解決編が袋綴じになった作品。
よくぞここまでカーの作品に寄せたなと笑!
正直、全体としては面白いけど残念な時のカー作品のよう。それでも楽しめたのは、なんとなくみんな推理できる、そのちょうどいいレベルにあったんじゃないかなと。
パズラーとしての完成度の高さはホロヴィッツに軍配が上がるが、これからが楽しみな作家。次作もぜひ袋綴じで笑
Posted by ブクログ
ミステリーチャンネル、クローズドサークル小説のおすすめ20選から。
クローズドサークルというより完全に密室殺人に重きをおいた作品だった。
今までミステリーはそこそこ読んできたけれど好みがクローズドサークルなのもあって密室殺人ものは全く読んだ記憶がなかったので新鮮な気持ちで楽しむことができた。
お恥ずかしながら外国のミステリーはアガサ・クリスティやティーンズ向けの冒険譚しか嗜んだことがないので本書で話題になる密室殺人もののパイオニア、ジョン・ディスクン・カー氏も初耳で機会があれば読んでみたいなあと思いました。
内容としては登場人物みんな魅力的で全員に裏がありそうで展開がどうなっていくのかワクワクしながら読むことができて良かった。
精神病患者のほとんどが嘘でできていたというのは都合が良すぎる気がするけど、それもある意味人間らしさなのかなぁ。