【感想・ネタバレ】円周率の日に先生は死んだのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

・あらすじ
パイの日(3.14)に数学教師のマークルが殺された。事件の真相を第一発見者である生徒のサル(過去編)と同僚教師のノラ(現在)+αの視点で展開する。

・感想
住人全員が知り合いというアメリカの田舎町が舞台・
登場人物たち其々が場所、人物、過去に雁字搦めに囚われていてそれらから逃げたい人、諦めてる人、受け入れてる人…様々な人間模様が書かれてた。
ミステリーというよりは人間模様中心の作品で事件もその真相も結構ベビーだった。
悠久の歴史と語られなかった物語とそれらを観察するものの話。
でも最後はちょっとした希望が残されていたので、サルにはどうかこれから幸せに生きていってほしいと思う。
いくら追い詰められて切羽詰まっていたとしてもマークルの行動は教師として、大人として最低だなと思ってしまう。

舞台であるネヴァダ州ラブロックをグーグルマップでみてみたら本当に周囲には何も無い!
色んなものに囚われてる人ばっかり出てくるのに、作品読んでて閉塞感とか圧迫感を感じないのはこのスケールのでかい土地のイメージがあるからかな。

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2024年02月25日

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