あらすじ
プロレス、夢、「何者」かになる――文豪TAJIRI、始動。
プロレスラーにあこがれる少年が、リングが積みこまれたトラックに潜り込むことから始まる、リング屋さんとの心の交流を描いた表題作『少年とリング屋』をはじめ、プロレスを通して人々の夢と「何者か」になろうとするおかしみ、人生の悲哀を描く、短編連作。
【目次】
第1話 少年とリング屋
第2話 醜い顔
第3話 かっこいい女
第4話 「全然満足していません」
第5話 俺は何者
第6話 夢の結末
エピローグ
\ レビュー投稿でポイントプレゼント /
※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
WWEでも活躍した日本を代表するプロレスラーによる連作短編小説。もちろん全話に何らかの形でプロレスがモチーフとして関わってくる。プロレス礼賛というよりもほろ苦いエピソードが結構あるのが印象的。個人的に最も感情移入できたのは、たとえトップに立っても苦悩は消えないという普遍的な人生論を描いた『俺は何者』