【感想・ネタバレ】在留中国人の実態 日本人は誰も気付いていないのレビュー

あらすじ

中国から、毎週500人の中国人が、新たに日本に住みついている。
在留中国人とは、どんな人たちなのか。また、どこから来て、何をしているのか。それはなぜなのか。データで裏付けながら、さらに探り、そうした中国人をどう受け入れていくのかを考える。

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Posted by ブクログ

在留中国人について知りたくて読書。

140ページくらいなのでさらさらと読めるかとたかをくくっていたら、熟読させてもらった良書。

日本にいる中国人問題だけではなく、著者の中国留学、勤務経験からくる視点が興味深く勉強になる。

2000年に日中関係が最悪とあるので、結局は、日中国交正常化以降、国と国の関係はいつも悪いということだろう。

コラム的に挿入されている在留中国人の声が面白い。日本の在留制度、永住権、帰化などについてもよく分かる。

著者の主張である今後、日本人は在留中国人や外国人とどうやって付き合って共存共栄をしていくかを考えるのは重要。

先日、安部首相が在留中国人向けの中国語新聞に「日本にいる皆さんならご存じかと思いますが…」と呼びかけていたが、中国人知日派、日本ファンを作っていくことは日本の国益から大切かと。

外国人検挙件数だと3位で、15%くらいの韓国が、凶悪犯罪となると40%近くを占めるのに驚く。

在留中国人で遼寧省や東北三省出身者が多いのは知っていたが、改めて統計で見ると歴史との接点を考えてくれる。その中でも、福島と長野が旧満州地域出身者の割合が高いのは興味深い。

合氣道の稽古を大連でしたいな。

読書時間:約1時間5分

本書は日本領事館大連出張所でお借りしています。有り難うございます。

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2014年01月30日

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