【感想・ネタバレ】殺しの双曲線 愛蔵版のレビュー

あらすじ

五十年の時を越えてミステリー界で多くの支持を集める、
西村京太郎初期作品中傑出の名作!

あなたにはこのトリックが見破れますか?


都内で起きる連続強盗事件。東北の雪に閉ざされたホテルに無料で招待された6人の若い男女。強盗事件は双子の犯行とわかっていながら、兄弟どちらが実行犯か、警察は立証できない。一方、陸の孤島と化したホテルでは密室殺人事件が起きる。そして再び……。あざなえる縄のごとくに並行する二つの物語は、どこでどう結びつくのか!?

解説 有栖川有栖
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『殺しの双曲線』は1971年11月、
実業之日本社ホリデー・フィクションの一冊として書き下ろされ、
初版刊行された作品です。
本作は実業之日本社における西村京太郎氏初の著作であり、
氏にとって十二冊目の著作でした。
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Posted by ブクログ

ネタバレ

やばい、面白すぎた。久々に脳が興奮した。
途中頑張って先を予想したけど全然当たらず、、、
まさか二つの事件があんな感じで繋がっているとは想像もつかなかった。
困っている人を見て見ぬふり、多分自分もやっちゃってると思う。悪いことはしないように気をつけているけど、進んで良いことってできていなかったかもなと改めて思った。いつどこでどんな人と出会っても良い人であり続けたい(ただし自分が疲れないように)

最後の終わり方、胸がギュッとなった。
女の子の母親の気持ちを考えるとあまりにも悲しい。早川と一緒に罪悪感を味わった気分になった。

0
2025年06月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

幼い頃、西村京太郎先生の小説が家にあり、漢字がある程度読めるようになった時に初めて読んだのが、西村京太郎先生の小説だった。
西村京太郎先生の作品なくして、私の"ミステリ小説好きの人生"は語れないので、落ち着いた時にじっくりと腰を据えて読みたい。
だから、大切にとってある一冊。

追記
読み終わったので感想書く。
見事の一言。これを1970年代に執筆していた西村京太郎先生はまさしく天才なのだと思う。
ノックスの十戒に則って、双子による犯行だと冒頭で明かしているにもかかわらず、別々に起こる2つの事件がどう絡み合っていくのか、先が気になって気になって一気読みした。
終盤、もしや?と思いながら、最後までハラハラドキドキしながら読んだ。
紛れもない名作でした。

0
2024年03月24日

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