あらすじ
55年も続くには、理由がある。
大人気ラジオ番組「オールナイトニッポン」はスタートから55年経ってもなぜ若者の心を掴んで離さないのか。人気パーソナリティとして一時代を築いた著者が歴代ディレクター4人に取材。脈々と受け継がれるニッポン放送のDNAとオールナイトニッポンの仕事術を解き明かす。
タモリ、笑福亭鶴光、中島みゆき、桑田佳祐、松田聖子、鴻上尚史、サンプラザ中野くん、小泉今日子……。番組の歴史を彩ったパーソナリティたちの秘話が続々発掘される。
○岡崎正通「タモリから学んだジャズ的思考」
○宮本幸一「なぜ中島みゆきはリスナーを魅了するのか」
○森谷和郎「プロも注目した桑田佳祐の選曲」
○松島 宏 「いじめ問題に一石を投じたサンプラザ中野くんの『スクール・トゥモロー』」ほか
(底本 2023年3月発売作品)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
オールナイトニッポンは正に私の青春、受験勉強の日々のオアシス。『Bitter Sweet Samba 』がながれると、「さあ~もひとがんばり!」なんて言いながなうたた寝!
Posted by ブクログ
ANNのことだけじゃなくて、その道で何年もやってきた人たちから語られる仕事をしていく上で考えておくべきことが詰まった1冊。普段何気なく聞いているラジオはこうやっていろんな要素が考え抜かれて作られているんだ~って知れるし、ディレクターそれぞれのこだわりがある番組が個性的で飽きられずずっと続いていけるんだろうな
それと、リスナーとして源さんの名前が一瞬でも出てきたことが嬉しかったし、こだわってるところに触れてくれてたのもきちんと思いが届いているんだなと感じれて良かった
Posted by ブクログ
ANNの本でしょ!ラジオの本でしょ!と思って読むこと勿れ!な一冊である。
コンテンツ作りに関わる人間のための、「人を巻き込んでコンテンツを作る」とは、どう言うことなのか?を知りたい人のための、ヒントがいっぱい詰まっている本だと思う。
Posted by ブクログ
<目次>
第1章 オールナイトニッポンと私のこと
第2章 岡崎正通 何でもありのジャズ感覚
第3章 宮本幸一 思い込みと「推し」の力
第4章 森谷和郎 不真面目だから、やれること
第5章 松島宏 先輩たちの土壌で育った
第6章 ラジオほど楽しい商売はない
<内容>
ニッポン放送の「オールナイトニッポン」と言えば、TBSラジオの「パックインミュージック」や文化放送「セイ!ヤング」などともに深夜放送の名物番組。1967年から55年の長きに放送が続いている。これに最初から関係し、ニッポン放送社長にまでなった、亀淵昭信(カメちゃん)の番組の前半期の状況を、初期のディレクター4人でまとめたもの。生放送、深夜枠の苦労や面白さ。そのくだらない発想が実現してく過程(今はコンプライアンスとか言われそうなもの多々)。ディレクターによってこだわりが違い、それがパーソナリティの発掘に関係していくところが面白かった。