【感想・ネタバレ】東京路線バス 文豪・もののけ巡り旅(小学館新書)のレビュー

あらすじ

バスで突入!東京ワンダーランド!!

小説の舞台、パワースポット、観光名所……。
バスに乗れば、いつでも、誰でも、気軽に行ける。
東京ワンダーランドへ、さあ、出発!!

物を書くのが仕事なのに、家でじっと原稿に向き合うのが大の苦手――。
そんな作家が路線バスに飛び乗って、東京中をぐるぐる巡る。
永井荷風『日和下駄』ゆかりの地や『鬼平犯科帳』の鬼平の家を探してみたり、「お岩さんの井戸」や「平将門の首塚跡」といった怪奇スポットを訪れて、様々な邪推を重ねてみたり……。
その気になればすぐにできるのが「バス旅」一番の魅力。
数々の写真とともに、章末ではその時に乗ったバスルートも解説。
旅のお供にも最適な自由気ままな一冊。

(底本 2023年3月発売作品)

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Posted by ブクログ

都バスを乗り継いで、各テーマに沿ったセルフスタンプラリーをするような小さな旅。街の見え方が変わる面白さがあった。

これから大通りを走る際はバス停や行き先が気になってしまうだろう。時には積極的に都バスに飛び乗ってみたい。乗り放題の旅に出てみようかな。さあ、どう乗り継ぐかを考えてみよう。業10系統の路線バスは必須で。

この本の中で引用されていた荒俣宏先生監修の作品も読んでみようと思う。トリビアの泉に出てた人、帝都物語を書いた人だったと知らなかった。「夏への扉」を並行して読んでいたのだが、予期せぬところでSF被りを果たした。本書の中でも行き当たりばったりの良さが書かれているが、本の外でも良い偶然が起きていた。

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2025年08月17日

Posted by ブクログ

都バス愛に満ち溢れた都内の小さな旅。ICカードでお手軽な一日乗車券を駆使して作家や小説ゆかりの地を巡る。

ブログからWeb記事そして単行本となったからか、筆者の作品とは異なり肩の力を抜いた記述が冴え渡る。身近な地、身近な交通機関であってもテーマがあるとこんなにも魅力的な旅になることが、実に新鮮。

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2023年09月06日

Posted by ブクログ

ICカードが1日乗車券になるなんて、知らなかった!
それも、運転手さんに「これ、一日券で」と頼むだけだなんて。世の中便利になっているのね~。


作者のバス愛が、「鬼平」愛が、あふれて
くすくす笑いながら読みました。

乗り降りステップが少ないバスって助かるのよね~。

作者の次回作?永井荷風「日和下駄」を下敷きに犯行現場を予告する場所探しも兼ねて?
のバス旅、これゃ現場に行ってから読むか、
読んでから行くか?楽しみができました。


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2023年04月27日

Posted by ブクログ

<目次>
第1章  永井荷風『日和下駄』を歩く
第2章  鬼平の「墓」と「家」を探せ
第3章  『四谷怪談』のお岩さんは実在した!
第4章  飛び回る生首が描いた北斗七星をぶらり

<内容>
ブログにそぞろ書いていたことを、講談社Webマガジンの編集者が目に留め、そこで連載が開始されると、小学館の編集者が注目し、単行本化という流れ。ただこのレベルの知識はこのへんのマニアは持っている気がする(自分も大半は知っていた)。あとは書き方なんだろうな?もともと小説や旅系の文章を書いていた人。それはうまいよね…

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2023年04月16日

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