【感想・ネタバレ】わたしの献立日記のレビュー

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Posted by ブクログ

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日々の献立日記本。日常を普通に生きる、と言うことに対し料理が重要な要素として存在した、沢村貞子さんの本。全く飾り気も無く日々の献立がまとまっており、かつそこに密やかにあるレシピが日常を彩る。たまねぎを丸ごと、固形スープに入れて煮るだけで上質なスープになる、時間のないときにはチラシ寿司を作る。日々、弁当を楽屋に持ち込む女優の密やかに、かつ強い生き方を感じる。この本を読むと、「どこでもいい。強く生きていける可能性はどこにでもある」と改めて感じさせる。この毎日の食事を大切にする生き方をしている人は、世界どこででも憧れる生き方だし、どこでも明日からでも誰でもできること。非常に強く生きるヒントのある本だと思います。そしてあとがき。ご主人が亡くなったときの日記の内容は、非常にぐっときます。

※固形スープをたっぷり入れて玉ねぎを丸ごと1個煮込めば、結構立派な食事なる

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2014年12月21日

Posted by ブクログ

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 26年間、大学ノートに毎日記した沢村貞子さんの献立日記は通算36冊に及びます。「わたしの献立日記」、1988.12刊行、1997.3文庫、2012.9再刊。しじみの味噌汁、いんげんのおひたし、かぼちゃの甘煮、かますの干物、いわし丸干し・・・、頻繁に登場してます。解説は平松洋子さん。「一度決めたことだから」と。この献立日記から、身の丈に合った暮らし、ほどのよさが伺えると。この献立日記は、沢村貞子さんの人生を全うするための心棒であった。

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2021年06月24日

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