あらすじ
自由は目的に抵抗する。そこにこそ人間の自由がある。にもかかわらず我々は「目的」に縛られ、大切なものを見失いつつあるのではないか――。コロナ危機以降の世界に対して覚えた違和感、その正体に哲学者が迫る。ソクラテスやアガンベン、アーレントらの議論をふまえ、消費と贅沢、自由と目的、行政権力と民主主義の相克などを考察、現代社会における哲学の役割を問う。名著『暇と退屈の倫理学』をより深化させた革新的論考。
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Posted by ブクログ
議会の議論より行政権力が物事を決める方が効率的かつスピーディは危険。
→独裁と同じ
民主主義を機能させるにはたくさんの人と会話する。
大きな物語のない社会では、楽しみ方を勉強すること、何かを信じることが解決策。
あなたのすることの殆どは無意味だが、しなくてはならない。そうしたことをするのは世界を変えるためでなく、あなたが世界に変えられないため。