【感想・ネタバレ】九十歳、イキのいい毎日のレビュー

あらすじ

陽気は美徳、陰気は悪徳を信条に九十八歳の天寿を全うした小説家・宇野千代。毎日、机の前に座り、食事を作り、週に一日だけ大好きな麻雀に興じる。八十三歳から最晩年まで、前向きでイキのいい毎日を綴った随筆選集。「私の文章作法」「私の発明料理」も収録。〈巻末付録〉瀬戸内寂聴/藤江淳子

【目次】
暮しの中の私(83歳~90歳)
暮しの中の私/私はいつでも忙しい/ちょっとイカス話/私の晩年/嬉しさ余って大狼狽/私の昭和史とは

愉しい好きなことだけを(90歳~97歳)
よい天気/自慢の種がひとつ減った/私はぞっとした/私はしあわせ、昔もいまもこれからも…/陽気は美徳、陰気は悪徳/この秋で私は満九十一歳/私は夢を見るのが上手/愉しい好きなことだけを/気に入った笑顔/人生とは、行動すること/欲望の整理/ごく自然に/待つことの人生/私と麻雀/好きな人が出来たときが適齢期/自然だけではなく人間も変った/天狗久と私

私の文章作法
小説は誰にでも書ける/文章を書くコツ/気持のよい文章

私の発明料理

巻末付録
弔辞(瀬戸内寂聴)/宇野千代と歩いた花吹雪人生36年(藤江淳子)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 宇野千代「90歳、イキのいい毎日」、2023.3発行。暮しの中の私(83~90歳)、愉しい好きなことだけを(90~97歳)、私の文章作法、私の発明料理の4つの章立て。名文の数々:①生きていくことが上手な人は、何よりも快活な人である。生きていくことが上手な人で、それで陰気な人、というのを私は見たことがない ②健康に良いと言われることをすぐやってみる ③年を取ると欲望が整理され単純化される ④よい文章というものは、見ただけでさっと眼の中へはいるようなものである ⑤文章を書くコツは、さらりとした気持で書くこと

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2023年12月02日

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