【感想・ネタバレ】かわいい土木 見つけ旅 ― 重厚長大だけじゃない、健気で愛おしいドボクの魅力探訪のレビュー

三上美絵

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重厚長大なイメージのある土木ですが，実はこんなに「かわいい」のです！ 暮らし密着であるがゆえに見逃されてきた「ドボクの愛らしさ・いじらしさ」を探して歩いた，かわいい土木ガイド誕生！

近代的な上水道が町の誇りだった頃の凝った意匠の配水塔。「水争い」を解決するために編み出された，公平に水を分けることのできる円筒分水。村人が総出で掘った，人ひとりがやっと通れるほどの小さなトンネル――。そんな地元の人々に愛され続ける物件のかわいさはもちろん，ダムのような大きな構造物のかわいさまで，ひたすら堪能できるのが本書です。

[ブクログ · ★★★☆☆]

いかにも〜なかわいい土木建築物が大きな写真と分かりやすい説明で掲載。
旅先で、あれ？これ何？なんか変わってない？って建築物を見たときに、そう思うだけで終わってたけれど、もう1段階違った目で見れるようになるための超入門書という感じ。
いきなり難しいこと言われて、興味がなくなってしまうよりかは、これくらいかわいいに特化してたほうが私くらいにはちょうど良かったんちゃうかな。
水道100選とか土木建築100選とか、そんなものが存在することも知らなかったので、早速調べてメモ。
参考にして、旅先でそれらを見る機会を増やしていこうと思えただけでも充分、この本を眺めた甲斐があった。

[ブクログ · ★★★☆☆]

かわいいかと言えば、必ずしもかわいいものばかりではないと思うものの、日本国内各地から様々な土木構築物が取り上げられている。歴史的に面白いものも多かったため、興味深く読めた。基本情報が写真の下に表示されていると良いのではと感じた。