【感想・ネタバレ】東方妖遊記 宿命の対決と第九の挑戦のレビュー

村田栞 / 伊藤明十

ついに共工が目覚めた──。中国古代・殷の時代。炎招戈の使い手である少年・晄は宿敵共工との和解に臨むが、叶うことなく、ついに全面対決となってしまう。共工に従う鳴蛇達の攻撃で、激しい日照りに晒された国民を救うべく立ち上がる晄。彼を支えるため、汪李は鳴蛇王・士烈との決着を決意する。しかし、死闘の末の汪李が直面したのは究極の決断で──!? 物語はクライマックスへ！ 大人気シリーズ完結直前大９弾！

[ブクログ · ★★★★☆]

人間が存在する限り妖が生きていく世界を破壊し続けるから、その存在は許すことができないと言う共工。
人間の命も妖の命も大切にしたい晄。
どちらの主張も相容れることはなく、戦うしかないのか。
汪李の勝負の結果も気になる。

人間こそが、世界の害悪だという共工の主張は、現代人として身につまされる。

[ブクログ · ★★★☆☆]

表紙、見事に9だ。完結直前。積んでてよかった、このまま最終巻と番外編へ。汪李と士烈の戦いの結果は… 不安になるなぁ。不安といえば、闇にとらわれたコウのシーン、割とあっさりすぎて、え？って感じ。取り込まれたケイまでイイコになっちゃってるし…