あらすじ
ひろゆき推薦 バカに説教するあなたもすでにバカである
フランス人哲学教授が書いたバカな人とうまく付き合うメンタル術。
人間関係の困りごとにうまく対処するための本はたくさんあり、自分対バカ、困った人、話の通じない人、自分勝手な人という構図もよくあるものだ。
ところが本書の場合はまず「人は常に、誰かにとってバカである」と打ち出して、バカのせいで困っているあなたも実は誰かにとっては人を困らせるバカなのだ、と気づかせるところが新しい。
【目次】
第1章 バカは周りの人を引きずりこむ蟻地獄
第2章 バカの言動にぼう然としても気をとりなおすには
第3章 「向こうが悪い」という思考はやめて、自分の真価を発揮するチャンスにする
第4章 バカに対する感情をどう処理するか
第5章 バカに説教してしまうのはなぜか
第6章 バカに説教をしても通じないのはなぜか
第7章 バカの話に耳を傾ける
第8章 国の機関のバカらしさ
第9章 「訴える」という脅しは法律への服従
第10章 道徳をもちだすと対話は終わる
第11章 なぜバカは破滅を好むのか
第12章 なぜバカが人の上に立つのか
第13章 なぜバカが増えているのか
第14章 なぜいつもバカが勝つのか
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
知れば疲れないバカの上手なかわし方
2025.05.18
バカについてこんなにも考察したことがなかったので私にとっては非常に新鮮で、そんな視点があったのか!となんども驚かされた。
印象的だったバカの定義について
・バカは相対的なものである
(誰かにとってのバカは誰かにとってのバカではない)
・完璧なる賢者にはバカが存在しない
(一見全員がバカに思えるように見えるがすべての背景を理解し、寛容する心を持つため。)
・バカは封筒のようなものであなただけが開けることができる唯一の希望だ
(バカを利用して自分の道徳心を鍛え、バカをバカから抜け出させる。バカの蟻地獄にははまってはいけない。)
・道徳心に火をつけるのは愛などであり、宗教など各々の信じるものである。
↑筆者が外国人ならではの宗教的考え方が多々あり、それらはよくわからなかった。聖人になるべきだけどなるのは難しいってことを言いたいのかな??