【感想・ネタバレ】音楽プロデューサーとは何か 浅川マキ、桑名正博、りりィ、南正人に弔鐘は鳴るのレビュー

あらすじ

歌は死なない――伝説のプロデューサーが〈すべて〉を語った唯一無二のドキュメント!
昭和の音楽シーンを支えた音楽プロデューサーと、時代を彩った歌手たちの熱い人間ドラマ。
昭和歌謡や60~70年代ポップスが改めて注目を集める今、伝説の歌姫・浅川マキをはじめ、桑名正博、りりィ、南正人、イルカらを世に送り出した名プロデューサーが、自身の仕事を語り尽くしたのが本書。
「夜が明けたら」「私は泣いています」「セクシャルバイオレットNo.1」などの名曲の誕生秘話や歌手たちとの出会いと別れを、あざやかな筆致で描きだします。
これまであまり語られてこなかった日本ポップス史の空白を埋める貴重な証言であり、同時に時代を駆け抜けた音楽家たちの群像劇となっています。

※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください

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Posted by ブクログ


今朝、ちょうど名古屋のテレビ塔の近くの雰囲気のいい喫茶店を見つけたので入ってこの本を読んだ。

その喫茶店は「グロリヤ」というお店でもう大阪とか東京には少なくなった落ち着きのあるこじんまりとしたいいお店て、窓側の席に座りモーニングを食べのがらこの本を読んでたらちょうど浅川マキさんのラストライブのくだりになった。

浅川マキさんは名古屋のjazz in LOVELYという店での3デイズライブの最中に旅立ったという。

名古屋だったので何気にGoogleで調べたら、なんとその「グロリヤ」から歩いて1分くらいのとこにあることがわかり、縁というのか、なんというのか偶然とはいえないものを感じた。

浅川マキさん初めりりィさんや桑名さん、南正人さんを裏方から見てきたからこそ臨場感を感じることができ、その人たちの歌を聴きながら本を読むと一層身近に感じることができました。

この本にはいくつも名曲たちの歌詞が出てきますが、その歌詞に影響されて喫茶店の窓から降る雨と濡れた地面を眺めながら思わず書いた詩を残しておきます。

「黄色い傘」

窓越しの眺める景色は
ぬかるんで
頭の裏から滴り落ちる記憶の雨を
両手ですくいとる

映る景色をメロディに変え
窓辺の席で小さなグロリヤを探している

背中を曲げて
黄色い傘をさす
君の姿がぼやけてる
灰色の雨にうたれた
街でぼくは乾いている

2021/07/07

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2021年07月07日

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