あらすじ
「まさかこんな場所にたどり着くなんて、思ってもいなかった――」働く女性に向けて多くのアドバイスを発信してきた著者が、いろいろなものに縛られず自由に生きるためのコツを綴ったリアルエッセイ。
住まいを移しながら、たくさんの人に出会いながら、著者が見てきたものとは……?
自分を改めて見直した心を震わせる1年間の記録。自分を縛っているのは、自分自身の“こころ”なのだ。お金を稼ぐこと、一生懸命働くことが自由になる方法ではない。自由とは、なにかにとらわれず、生きたいように生きることだ。「私たちの人生は、奇跡的に与えられた自由時間、自分自身の幸せのために生きてみませんか」
※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
大丈夫だよ、と言ってもらえるような感じのする本です。
アラフィフ独身の著者の柔軟な生き方が優しい口調で語られています。
“朝起きて、何もすることがない。仕事もない。頼る人もいない。わずかの貯金と失業保険を食いつぶしながら生きていて、その日一日なにをしていいのか、どこに向かってがんばればいいのかさっぱりわからなかった”
私は結婚して、子どももできて、仕事もあるけれど、もし、シングルでずっと生きていくことになりそうなら、読んで、力をもらえただろうなという本でした。
Posted by ブクログ
仕事に縛られがちなすべての人に読んでほしい。自分のほしいものをちゃんとわかっていないと、人生の大事なところで選択を誤る。いや、正確にいえばひょっとしたら「大切なものを蔑ろにして選択しつづけてきていたこと」に死ぬまで気づかない。
筆者の言うとおり、「なんとなく、奪われている、というのが、いちばん怖い」。「今の仕事に疑問を感じてるけど、特に辞めるほどの理由もない。だから、なんとなく続けてる。」そんな人が世の中の大半な気がする。わたしだって、その一人かもしれない。
自分にとって大切なことがわかっていれば、なにも問題ないだろう。家族と一緒にいる時間を取りたいなら、プライベートの時間を失わない仕事に就けばいいし、海外で働きたいならそのための勉強と知恵を身につければいい。ただ、自分を無視し続けると、前へ進めない。流されるように生きてしまうと、年齢とともに失っていくものの多さに憂鬱になるだけだ。なにを優先して生きるべきかは、ホントに大事だと思う。
「どんなふうに生きても、なにかを得れば、なにかを失っている。逆に言うと、なにかを失っているときは、なにかを得ているときでもある。」なんでも自分次第なのである。