【感想・ネタバレ】ピアノマン 『BLUE GIANT』雪祈の物語のレビュー

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Posted by ブクログ

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マンガアプリで「BLUE GIANT」をちょっと読んで放置→「ピアノマン」を読む→「BLUE GIANT」全シリーズ読破!と、ちょっと変則的な読み方をした。

ピアノマン、とても良かった!基本的にマンガ本編のストーリー通りに進むのだけど、雪祈の内面や葛藤が丁寧に描かれている。頑張り屋で明るくて熱い男の大は、主人公らしい主人公。対してこの物語の主人公である雪祈は、なんでもないふりをして、深いところで熱をたぎらせている。そんな2人に、命懸けといってもいいほどの懸命さで喰らい付いていく玉田。
クールにも濃密にも見えるこの3人の関係性は、読んでいて気持ちよかった。素直に、青春っていいな〜、と思う。

終盤でのソーブルーでの演奏。本編では雪祈は交通事故で参加できず、わりとサラッと描かれていた。しかしこの物語では、大怪我をおしてまさに魂の演奏を見せてくれる。いや、聴かせてくれる。言葉が、文字が、音楽だった。最高の山場だった。亡くなった父が好きだったジャズ、いつか生で聴いてみたい。

ピアノマンというタイトル、表紙の絵。どちらも素敵だと思う。ついでに、雪祈という名前も。
多くの人に読んでもらいたいな。

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2024年02月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最高だった。
BLUE GIANTは私の1番好きな物語だと改めて思った。漫画では描かれなかった雪祈の物語、とても素晴らしかった。
来週発売のEXPLORER9集にて雪祈が登場するらしいので、とても楽しみ。

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2024年02月24日

Posted by ブクログ

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雪祈サイドからの物語。
最後のSO BLUEの描写は雪祈の演奏が聴こえてくるような迫り来る描写。

祈りが届きますように。

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2024年02月23日

Posted by ブクログ

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『BLUE GIANT』ピアニスト沢辺雪祈の視点で描かれた小説。
原作マンガは未読で、映画は観た。
でもおおまかなストーリーしかもう記憶になくて、こんな話だったな、と確認しながら読み進めた。

大と玉田、雪祈の3人のトリオだけれど、大の次に雪祈の存在が重要な役割を担っている感じがするし、映画を観ていた時から気になるキャラクターだった。
終盤、雪祈に起こるアクシデントのくだりは、映画で観ていた時も衝撃的で泣きそうになったけれど、文字で追ってもやっぱり辛かった。
視点が変わっても、映画でも小説でも、グッと来る物語には違いない。

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2023年10月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

BLUE GIANTの雪祈が主人公の小説。
漫画だとどうしても大の視点で見てしまうから、雪祈視点だと物語やキャラの印象が変わる。
漫画同様、本から音や演奏を感じる。
どうなるのかわかっていてもドキドキするし胸が熱くなる。そして泣ける。鳥肌が立つ。
JASSの演奏を聴いてみたくなる。

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2023年08月22日

ネタバレ 購入済み

正直言って小説としてはかなり雑

本作のタイトルは「BLUE GIANTほにゃらら」ではなく「ピアノマン」というタイトルの方を大きく打ち出し、表紙にBLUE GIANTのキャラクターも登場しておらず、まるでこの一冊でちゃんと小説として純粋に楽しめるものかのような見た目になっていますが、実際には漫画既読か映画鑑賞済みでないと意味不明な部分が多いだろうなと思います。そのくらい描写のすっ飛ばしが多いです。「すっ飛ばし」というのは「テンポの良さ」につながるのではないかと思われるかもしれませんが、この小説についてはとてもテンポが良いとは言いがたいです。むしろなんでここの描写にこんなに文字を割いて、ここはこんなに軽いんだろうと思うところが個人的にはかーなーり多いです。特に納得がいかないのは、純粋無垢だった少年雪祈がひねくれ才能主義野郎になるまでの描写がめちゃめちゃ浅いことです。もちろん、大と出会った頃の雪祈は口が悪いだけで根は良い子なんですが、雪祈がなぜあんなに他人を見下すような態度をとるようになったのかについてはもっと丁寧に書いて欲しかったです。原作雪祈が中学高校で同級生にジャズやろうぜって声かけて全然とりあってもらえなかったりしたくだりが無かったのと、逆に原作・映画にはいない雪祈の男友達が追加された結果学生時代の雪祈が孤独では無かったのも、雪祈がなぜ口の悪い男になったのかの理由を弱めているように思います。特に大に対して口臭いじりするのとか、なんでお前急にそんな感じになっちゃったの??って違和感がすごい。また、原作でも映画でも「雪祈はなんで音楽大学じゃない一般大学に進学したんだ?」ということについてとても気になっていたんですが大した理由じゃなくてがっかりでした。また、小説で初めて出た雪祈の父親が、正直BLUE GIANT本編のキャラクターの練り込み具合と比べて設定が浅すぎて悲しいです。雪祈は繊細で良い子ではあるけど『努力してきたが故にプライドの高さ』も持ってるはずなんですが小説雪祈は一貫して自信が無く、わからない、わからないを繰り返しすぎててさすがにこれを原作または映画の雪祈と同じ人物として捉えるには無理があると思います。最後のライブ関係のとこは深掘りされてて良かったと思いますが、全体として原作・映画での設定との乖離があるのと、この小説単体だけで楽しめる内容ではないので個人的にはオススメはしがたいです。

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2023年03月14日

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