【感想・ネタバレ】「平成」論のレビュー

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Posted by ブクログ

【不在の存在を通して】平成という言葉は中心となる像を結ばないのではないかという問題提起に始まり、あらゆる分野でその検証を試みた作品。著者は、元号の歴史学について造詣が深い鈴木洋仁。

『「平成」論』と題された作品ではありますが、個人的には「平成論を論じた論」という印象を受けました。特定の時代を語るとはいかなることなのかという点について大いに参考になる一冊です。

〜本書で見てきたとおり、「明治」も「昭和」もあるいは「大正」でさえも、元号と結び付く何かを持っていたし、持っているのに対して、「平成」はただそれだけがユーレイのように浮遊している。〜

著者の経歴もまた興味深いです☆5つ

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2019年03月11日

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