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Posted by ブクログ
新しい発見のインプットというより、
今まで実務でやってきたことだったり、
インプットしてきたものが、
改めてなぜ大事なのか、綺麗に言語化されているような感じ。
自分の中での大事なことが再認識できる。
マーケター初級者の人は、マーケティングの全体感を学ぶことが出来るし、
事業全体や、組織のことを考えている
マネージャーレイヤーのマーケターの人は
読みながら、分かりみが深いっ!ってなって頷きながら読んでると思います笑
Posted by ブクログ
<ワード>
- マーケティングが混乱する要因は、範囲を矮小化した機能と部門名の氾濫
- 価値を作る業務:市場・顧客の理解、研究開発、商品企画
- 価値を伝えて売上に換金する業務:広告宣伝・PR、営業、販売
- 顧客体験に関わる取り組み業務すべてがマーケティング
→マーケティング部を敢えて作らない選択
- マーケティング思考
=外から見える施策の品質と成果を良くするために、外から見えない部分を引き上げていくことが大切
- マーケティングフレームワーク
=誰に?(顧客理解) 何を?(顧客価値) どのように?(4P施策)
- 施策の全体最適、施策間の連携・一貫性、施策に偏重しない
→担当外、専門外を広く浅く
- 事業フェーズ別のマーケティング思考
<気づき>
マーケティング思考を持つことの重要性を説く中で、まずはあいまいな理解のまま使いがちな「マーケティング」というワードの真意に迫り、人材育成・組織課題、LTV、事業フェーズごとのマネタイズ方法といった、具体的な内容にまで落とし込まれており、めっちゃくちゃ分かりやすかった!
自社は今、罠にはまっている状態で「これじゃうまくいかないよな」と納得。。。
誰に?何を?を問う。「広く浅く」方向の人材育成。
全体最適、施策間の連携・一貫性については、組織体制や事業の仕組み化とともに。
Posted by ブクログ
自魚のフェーズ毎にやるへぎ事が書かれており極めて実務的に役に立つ。また、マーケティングの本質である顧客、提供価値と施策の区別が明確に描かれており誰でも理解がしやすい
Posted by ブクログ
読みたかった山口さんの書籍がAudibleでレコメンされたので事前情報なく試し聴きしたら、マーケティングの基礎用語から22年までの最新ワードまでバランスよく解説されていて驚いた。
この手のタイトルは、抽象度が高すぎて実務に反映しにくかったり、逆に用語解説の浅さに留まりがちだけど、本書は経営層にも実務担当者にも響く内容で、その絶妙なバランス感覚に脱帽。良書である。
日本企業におけるマーケティング部門の立ち位置がその企業の「体を成す」ことがある。営業部の上位にあればマーケティング戦略あっての営業となるし、並列であれば営業の声を具現化すべく商品・サービス開発から協力しているだろうし、営業の下であれば営業支援ツール制作を裏方であるかもしれない。なければマーケを軽視している(それでも食べていけるポジションに居る)か、そのフェーズにない「駆け出し段階」と言える。広報部がなければマーケティング部が事実上、広報と考えて良いだろう。米国かぶれのマーケッターが「営業部の上位に置くべき!」とポジショントークを展開するのはよく目にする光景だ。
しかし本書はそもそもマーケティングを「部門に切り分けること」から違和感を唱える。なぜならマーケティングは商品開発から販売、販売後のフォローまでの顧客とのあらゆる接点、活動を包含するからだ。顧客に商品価値を売ることが企業とするなら、それは「経営」そのものだ、という考え。
その通りだ。マーケティングに限らないけど、経営全体からの視点で職務に当たれる人はどの部署に配属していても有力な経営幹部候補だ。
本書は「マーケティング思考」でプロダクトの開発からプロダクト・マーケット・フィット(PMF)、市場衰退といったフェーズ別の動き方や人材育成、予算配分まで解説されており、まさに「経営の教科書」と言える。マーケティング部門から経営者に上り詰めたい人にはぜひオススメ。精読してマスターしたい一冊。