【感想・ネタバレ】悪党 潜入300日 ドバイ・ガーシー一味のレビュー

あらすじ

「どこまで書く気やねん」(ガーシー)

社会に混乱と破壊をもたらしながら真の悪を斬る「闇の仕事人」か、あるいはただの時代の「あぶく」として消え去るのか――

ガーシーとその黒幕、そして相棒たち。日本に遺恨を持つ「手負いの者たち」の正体と本音とは。
日本の政治、経済、芸能、メディアの歪がつくりあげた爆弾男……彼らの本当の狙いとは何か、当事者本人が次々と実名で語る!

目次
すべてを失い、ドバイにやってきた男
ガーシーとの出会い
秘密のドバイ配信
急展開の示談成立
幻のインタビュー 「自分は悪党」
参院選出馬
FC2創業者
朝日新聞の事なかれ主義
元ネオヒルズ族
ガーシー議員の誕生
黒幕A
元大阪府警の動画制作者
元バンドマンの議員秘書
ワンピースと水滸伝 「悪党」と「正義」
嵐のバースデー
モーニングルーティン
年商30億の男
王族をつなぐ元赤軍派
痛恨のドバイ総領事館事件
近親者の証言

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

これは一読の価値があると思う。
田中森一の反転、柴田大輔の聖域に続き、表社会と裏社会と経済の結び付きが見えてくる本。

ガーシーが何故あれほど世の中を騒がす配信が出来たのか?
ガ-シーだけでは内容が足りなかったのか、情報商材、仮想通貨やFC2などで財を手にした若干グレーな若手起業家たちへの取材も含まれている。

少しガ-シーをヨイショしすぎな気はするけど、社会に爪痕を残せる人たちは、普通の人たちとは違う突き抜けた部分のある人たちなのだ。

0
2023年10月16日

Posted by ブクログ

ガーシー議員のニュースを見るたびにイラッとしている私だけど、ただ表面だけを知って批判するのもいかがなものかと思い、しっかり彼の人となりと向き合ってみようと思い読んでみた。

これを読む前に自著の『死なばもろとも』を読み、彼がどのような生い立ちを経て、何を考えて暴露をしているのかを知った。

そして、本書は元朝日新聞の記者によるガーシーについて書かれている。第三者の目から見てガーシーとは如何なる人物なのか?を知ることができた。

悪党にしか裁けない悪がある、という通り、メディアが取り上げないスキャンダラスなことを徹底的に暴露していく。しかし、その一方で、自分に味方してくれる人たちについては、細かいところまで気遣って世話をするという懐の深さも見られた。

頭の回転の速さや仁義を通す人間性で、多くの人から慕われている理由が分かった気がする。著者も最初の方ではガーシーは取材対象者として距離をとっているようだったが、途中から「ガーシー一味」になっているような感すらあった。何故なら、ガーシー関連記事を採用してもらえないということを発端として、会社を辞めてしまったくらいだからだ。

ラストで妹や母のインタビューが載っているのが面白かった。ガーシーとは何者か?が分かる本書だった。

そしてガーシーとは、よくいえば仁義を通す漢、悪くいえばその筋の輩。表社会とアンダーグラウンドとの間で生きている、限りなくグレーに近いホワイトな人間なのだと本書を読んで考えた。

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2023年04月30日

Posted by ブクログ

ドバイってどんな所?と興味があり手に取った。
そしてそもそもガーシー氏が暴露を始めたのは、賭博依存が原因で追い詰められた結果ということから語られ、それは知らなかった、依存症から巻き起こるムーブメントかあと更に関心を持ち読み進んだ。
以前右翼団体のトップの人物のインタビューを読んだ時に、「この人はいつ大人になるのだろう」という一種幼児性を感じたことがある。マンガとアニメが大好きで理想を主人公に投影してるらしいというガーシー氏とそれに共鳴し周囲に集まる脛に傷持つ半パン姿の人々の描写に同じことを思った。ただ皆一芸二芸以上あって当たり前のように高額の稼ぎを叩き出していた。(また議員になる前、youtube凍結前の時期に動画インタビュー見たけど目が泳いでる人だな肝心なところもはぐらかしたりで虚勢張りがちなのかという印象を持ってた)というかfc2海外の企業とはいえアメリカに帰化した日本人が作ってたの?とかわかった。著者も新聞社を辞めてガーシー氏の近くにとどまったり。その後ニュースで読んだように帰国逮捕執行猶予ということで今後の動向は気になるというかあまり知っても愉快な気持ちにならなさそうというか、という読後感だ。

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2024年03月26日

Posted by ブクログ

元朝日新聞記者がガーシーの近くで取材をしたルポ。ただ、内容がどうしてもガーシーサイドの正当化の意見が多くて、どうしてもバイアスを意識してしまった。ただ、逮捕前までのリアルな内容は読み応えあり。

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2023年08月03日

Posted by ブクログ

ガーシーとそれを取り巻く人たちについて書いた一冊。

ガーシーについては当然知ってたが、取り巻きについては知らなかったので勉強になった。

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2023年07月16日

Posted by ブクログ

面白かった。ドバイに逃亡して、海外から芸能界の闇を暴いて日本を変えようとしていたガーシーがなぜ電撃帰国、逮捕されたのか、続編が飲みたい。

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2023年06月25日

Posted by ブクログ

世間を賑わせてるガーシー元参議院議員の話。動画は見たことなく、同時期に出た本との関係性はわからず。

ドバイ(厳密にはUAE)という国の特性が面白い。それも相まってか、ガーシー氏の周りにいる、一時的な協力関係の人らもかなり名の知れた人で驚く。どちらかというと世間的には悪評ではあるが。特にFC2高橋氏の話はかなり好きだった。この関連で顔を知ったので、そこは本当に功績?だと思う。

比較的、強いメッセージ性がある。『下手打ったら2度と浮かばない。必死にもがいたらもう一回上がれる夢がある』(from麻生医師)。そこに寄せられて関係性ができていた。それは、斬新な、悪党なんだかよくわからん海賊団のような感じを受けた。みんな懸賞金高そうな人らだし、行動力がえげつない。

11章までは時系列があり、そこに関連した人物を紹介していた。そして著者の文才がかなり好きだった。語彙力も勢いもあって良い。12章からも各章で人単発が紹介されるのみで、物語というより人物を知るだけに止まったのがもったいなく感じた。

ドバイ、なかなか面白そうだな。

人はどこに惹かれるか、いつどことどう繋がりをもつか、は本当にわからないなと感じた。人は行動する人に協力することはわかった。行動しなければ何も起きない。

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2023年04月22日

Posted by ブクログ

ガーシー本人も興味深いが、その周辺にいる人物にも焦点を当てた本。日本に帰れないで海外にいる人が、ガーシー以外にもそれなりにいることなどがわかる。また、ガーシーが女性を世話した人たちのことも、ちらりと出ていて、飽きずに読むことができた。

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2023年03月25日

Posted by ブクログ

暴露系YouTuber, N党から出馬し参議院議員に当選など世間を騒がせているものの、どんな人物か知らずにメディアの評価を鵜呑みにするのはどうかと思い手に取った。面倒見の良さ、人付き合いのうまさ、人を惹きつける話術が彼の持ち味なのかなと思った。

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2023年04月24日

Posted by ブクログ

ガーシーが暴露配信を始めたのか、そしてその周りにいる脛に傷を持った悪党達のインタビュー集。
妹さんや母親にまでインタビューしているのには驚いたが、読んだ感想は特にない。
なるほどって感じです。
昨年から今年にかけて日本を騒がせたガーシー騒動。
ガーシーが暴露したおかけで少なくともジャニーズの件などは大きなトピックになりつつあるので、ただの品の悪い娯楽だけとは言えない部分があるだろう。
誰かの不倫や昔の恋仲ではなく、そのような意義のある暴露を期待していたのだが、もうそれも含めて打止めなのだろうか。
死なば諸共の精神で最後に既得権を破壊して欲しい。

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2023年04月21日

Posted by ブクログ

ガーシー本2冊目。新聞記者が書いたと言う事でより一連の経緯を客観的に捉えているかな、と。

この本、著者が朝日新聞勤務時代は出版出来なかったそうです。取材報道が社会の木鐸たる新聞の役割かと思うんですが、最近は、後追い記事とか発表報道ばかりで新聞の価値は下がってしまっていますね。

一連の著作を読んでどことなく田中角栄を思いだしました(毀誉褒貶有る部分含めて)。

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2023年04月16日

購入済み

読み物として

世の中を騒がせた方に密着したということと、著者自身が本書を出すにあたって古巣とのゴタゴタが目に入り興味を持って読みました。
内容の殆どが、そうなんだ〜というLVだったのでオススメ出来る内容ではなかったです。

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2023年04月15日

Posted by ブクログ

久しぶりに水滸伝読みたくなったな

まだ全てに理解と納得ができているわけではないが
失敗したとしても一発退場ではなく再チャレンジに
対しての寛容性をもった空気感にはなって欲しい

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2023年03月23日

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