あらすじ
「僕の人生、音楽だけではないが、正面から指揮をやってきたらこれほどの発見があったことに驚いている!」
「自分を最も生かせる道」として指揮者になった井上道義が、その稀代の感性で切り拓く仕事、音楽、社会、そして人との出会いや日々の出来事の内に見出す、生きることの意義。
これまで新聞・雑誌等さまざまな媒体に寄稿したエッセイに、書き下ろしを加え1冊に編纂。
自分を十二分に生きる、自分に誠実に生きることに欲張り(?)な随想と実行の記録。
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Posted by ブクログ
個性的な指揮者である井上道義氏の人となり、音楽に向かう姿勢、考えなどを知ることができました。恩師は齋藤秀雄にチェリビダッケというこれまた強烈な人物から学んでいます。京都市交響楽団やオーケストラアンサンブル金沢での活躍していた頃の地元新聞記事へのエッセイも多かった。日本でのマーラー、ショスタコーヴィチと言えば井上氏。もうすぐ引退してしまうなんて残念です。