【感想・ネタバレ】街とその不確かな壁のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2024年04月24日

読み応えのある村上ワールドで、文中にある音楽を聴きながら読み終えました。
久しぶりの長編小説を読むのに5時間かかりました。でも面白かった。

0

Posted by ブクログ 2024年04月17日

 村上春樹の小説は、ノルウェーの森に続き2冊目になるが、かなりファンタジーな独特の世界観と予想のつかない展開で、気持ちよく読み進めることが出来た。
 自分は、基本的に物語の伏線を回収していきながら、はっきりとした結末を迎える筋書きの小説が好きであるが、その点でいえば白黒はっきりとした筋書きの小説では...続きを読むなかった。しかし独特の世界観と描写が大変魅力的な小説であった。

0

Posted by ブクログ 2024年04月08日

日常の出来事から滑らかに非日常の出来事に移っていく展開で物語はすすむのですが、すっかり、世界観に惹き込まれました。

かなり個人的ですが、人には、「陰陽」「理と本能」「現実と理想」…等、二極なるものに自分なりに折り合いをつけながら生きている。そんなことを思いながら読みました。


別視点のハードボイ...続きを読むルドワンダーランドも読まねば!!♪

0

Posted by ブクログ 2024年03月31日

思ったより分厚くて怯んだけれど、中身は私が一番馴染んでいた頃の村上春樹だった。もちろん「世界の終わりと」もだけれど、ページを捲っているとよくユミヨシさんと五反田君のことを思い出した。「ダンス・ダンス・ダンス」の、寒い北海道と、親密な空気と、ちょっとした料理と。
きっと、いろんな世界が実は全て繋がって...続きを読むいてひょっとしたことで人は簡単にその壁を行き来してしまう、みたいなことが春樹さんの長年書きたいことなんだろう。この世界をまたちょっと覗く機会をもらえて、新しい本を読むことができてよかった。

0

Posted by ブクログ 2024年03月10日

面白い!けどコーヒー屋の女店主が何者なのかとか、最終的になんでイエローサブマリンのパーカーの少年と一体化するのかとか、なんのために夢を読む必要があるのかとかよくわかんなかった。解説探しに行く。

0

Posted by ブクログ 2024年02月22日

村上春樹調で進んでいくストーリー!
とても好き…
終わりがきてほしいようなきてほしくないような☆

読み終わってもまだ壁の中の世界が続いている
ように感じる〜

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年02月12日

5,6日かけてじっくり読んだ. 世界の終りとハードボイルドワンダーランドを最近読み、最初は全く同じ進行だなと思った. 2部から真相が明かされ、一部は隠されという感じで. 非本質を細かく描くのは村上春樹感があり好きなので、長さも辛くは感じなかった. 2部半ばの免疫あたりは、コロナ禍から着想を得て書いて...続きを読むいたりするのかなと思ったが、コロナは既にほぼ終わっているのでうーんとはなった. 村上春樹の人生最期の長編小説になるかもしれないのでじっくり噛み締めたい. 数ヶ月後に、ハードボイルドワンダーランドを読み返すなどをしたい. 色々な意味合いで星5にしておく.

0

Posted by ブクログ 2024年02月09日

高校の通学路にあった公園のブランコ。
そこで好きな人とのドキドキを思い出した。

思い出した事が嬉しい。

0

Posted by ブクログ 2024年04月28日

ムラカミワールド

あとがきにあるように
『ホルヘ・ルイス・ボルヘスが言ったように、一人の作家が一生のうちに真摯に語ることができる物語は、基本的に数が限られている。我々はその限られた数のモチーフを、手を変え品を変え、様々な形に書き換えていくだけなのだーと言ってしまっていいかもしれない。』

昔の作品...続きを読むのパッチワークみたいだけれど
それでもこのスターシードの書く小説は
時間・心・意識について、私の脳みそやらなにやらを揺さぶるのです。

0
ネタバレ購入済み

惹き込まれるストーリー

匿名 2024年01月08日

村上作品でおなじみの形容の美しさ、現実にはあり得ないことなのにそれが現実に起こっているかと錯覚させるような筋立て。スピード感ある交錯する壁の中の世界と外の世界の描写。
40年前に書かれた中編作品を書き直したということを差し引いても不思議な村上ワールドは健在。中だるみすることなく一気に読むことができた...続きを読むのはやはり緻密な人物設定、物語の筋立てによるものだろう。

#切ない #ドキドキハラハラ #深い

0
購入済み

2023年04月14日

久しぶりの長編にワクワクしました。発売日に購入して一気に読みました。
不思議な2つの世界が交錯する、独特な雰囲気の春樹ワールドにドキドキしました。
読み終わるのがもったいないと感じるくらいでした。

#深い #エモい

0

Posted by ブクログ 2024年04月23日

結局、あの日の彼女と再会することは出来なかったのかな?本体と影を持つ世界での二つの世界での出来事。それぞれの持つ記憶は交差しているのだけれど、「私」は元いた世界へと戻っていったのだろうか。コーヒーショップの店員との細やかなやり取りが好きでした。心地良くて美しい文章は読んでいて清々しかった。

0

Posted by ブクログ 2024年04月22日

もうとりかえしのつかないこと。
戻れない場所。
閉じられた心の世界。
出られない、という呪縛。
自ら望んでそこにとどまり続けている。
しかし、現実の「影」と壁の中の「本体」は、しっかりとお互い影響しあっている。
壁の中の心が変化し動き出すのは、現実を生きる「影」の経験や生活や努力のおかげなのだ。
...続きを読むと肉体とが生きるということのもつ力、バランス。
そういったことを感じさせる物語だった。
世界の終わりと~とは少し違った印象。

0

Posted by ブクログ 2024年04月21日

・村上春樹さんがコロナ禍にほぼ引きこもって書いた長編小説。
・そのためか、とても内省的な作品。
・現実と異世界を交錯するハルキ・ワールド全開。
・「壁の街」は、『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』の「世界の終わり」に酷似。春樹さんが二度もほぼ同じ世界観を使ったのには理由がありそう。
・春...続きを読む樹さんの心象風景なのだろうか?
・春樹さんの心の底に降りていくイメージ。

0

Posted by ブクログ 2024年04月13日

久しぶりの村上春樹さんの長編で楽しみにしていました。パラレルと現実の微妙な描き方は独特のものがあり、楽しく読めました。

0

Posted by ブクログ 2024年04月12日

村上春樹が小説家になった初期の頃に出して文庫化してない物語(これ以外にはない)を、改めて3年かけて書き直した久しぶりの長編
ブルーベリーマフィン、古い夢、壁、単角獣、薬草茶、子易さん、イエロー・サブマリン、陰、
ファンタジーの世界といったら簡単な感想なんだろうけどそんな世界に迷い込んだような感覚にな...続きを読むった

面白かった。

0

Posted by ブクログ 2024年04月05日

今回も不思議な話。分かったような、分からないような、、
話の所々に胸に響く文章がありました。
人は望んでいるか分からなくても、前に進むものなのかな。そして、進んでいけば何とかなるのかな?

0

Posted by ブクログ 2024年04月02日

やはり不思議な世界が広がっていましたね~
実際の世界と、君が語る壁のある世界。
自分の内に秘めた世界。

後半の子易さん、そしてイエロー・サブマリンの少年のくだりはなんか好きだった。

私としてはこの作品は性描写がないのが良き。

0

Posted by ブクログ 2024年03月17日

引き込まれながら読み終えました。
ストーリーの核心を掴めたのか?と問われたら、なんとなく…って感じだけど。
人間の意識の世界は、謎めいているものだから…分かりそうで分からないっていうのも良いかなと思います。
…読みながら、自分に影があるか時々確かめてしまいましたw

0

Posted by ブクログ 2024年03月02日

この物語は、昔の恋人が忘れられず前に進めない主人公が徐々に新しい恋心を宿し、自分を取り戻していくストーリーだと私は感じました。それらを二つの世界で織り交ぜながら、壮大な物語にしているところが圧巻でした。いつ読んでも村上春樹の世界観には魅了されてしまいます。

0

Posted by ブクログ 2024年03月02日

騎士団長殺しから6年ぶりの新作をようやく読み終えることができた。実は村上春樹作品はほぼすべて読んでおり、今作もしっかりと、らしさを感じられる作品を堪能することができた。
村上春樹作品の面白いところといえば、現実なのか仮想の世界なのか、その境界線が曖昧になりながら、先の読めない展開を進んでいくところに...続きを読むあると思う。読んでいても、作者がプロットを用意せず、最良の方向で物語の展開を決めていき(作中、身代わりのようにベッドに置かれた二本の長い葱もそうに違いない)、最終的に思いがしっかりと込められた作品にまとめていく姿が想像でき、読み手としてもそれはもう引き込まれるように読み(読まされ)、確かなものが心に残る。
御年75歳になり、このあとどれくらいの作品を生み出してくれるのか分からないが、これからも現実(だろう)世界で「村上春樹読み」を続けていきたいと思う。

0

Posted by ブクログ 2024年02月18日

ぼくときみの名前は最初から最後までわからなかった。読み始めは進撃の巨人を連想させたが、読み終わりは影と本体の話なのか、意識とそれ以外の話なのか、存在しない世界、死後の世界かもしれない。そういう物語であったと思う。ノルウェーの森と同じような書き方の印象を受けた。
私にとっては、650頁程の小説を読んだ...続きを読むのは初めての経験であった。途中で投げ出すことを危惧はしたものの最後まで読み終えたことは自分にとっても素晴らしく有意義な経験となった。

0

Posted by ブクログ 2024年02月14日

世界の終わりとハードボイルドワンダーランドが大好きだったので、最初はなんだか似てるなと思って読みましたが、読み終わると全く違った作品でした。自分としてはやっぱり世界の終わりの方が活劇ぽくて好きですが(世界の終わりは何回読んでも飽きない)この小説も創造の世界にどっとはまり込んでいけて良かったです。

0

Posted by ブクログ 2024年02月12日


久々の村上春樹作品。

3部構成で成り立つこの作品。
3部を読み始めた瞬間、ハッとした。
私は今、何処にいるのだろう、と。

リアルな世界で無いのに、グングン引き込まれるこの感じ。
私が好きだった、春樹氏の初期作品に近い感じがして、若い頃に戻った気分で読み進めた。

ある職場では信頼され楽しく働い...続きを読むていたのに、違う職場に移るとパワハラを受け、精神的に追い詰められることもある。
その人は変わっていないのに、環境が変わることで、境遇が一変する事だってある。

環境や周りを取り巻く人々によって、随分と居心地は変わるものだ。

どんな人にも、合う場所や、合う人が必ずいる。
上手く行かない時は、自分が適した場所に居ないだけなのかもしれない。

全ての人々が、自分に合った場所で、自分に合った人に囲まれ、心地よく暮らせる世の中になると良いな、と思う。

0
購入済み

懐かしのムラカミワールド

匿名 2023年05月27日

村上春樹作品は「ねじまき鳥クロニクル」以降からあまり共感できなくなって遠ざかっていましたが、大好きな「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」のモチーフになったごく初期の作品のセルフリプロダウトと聞き、購入して読んでみました。読み始めてすぐに、あぁこれは『懐かしのムラカミワールド』だと感じました...続きを読むが、読む前に想像していた「世界の終わり・・・」みたいな雰囲気ではなく、どちらかと言うと「ダンス・ダンス・ダンス」みたいな雰囲気かなと感じました。読後感としては、初期作品のような雰囲気を味わえて良かったですが、大好きな「世界の終わり・・・」や羊男シリーズと比べると若干落ちるかなと感じ、星1つマイナスです。

0
購入済み

世界の終わりと

2023年05月19日

ハードボイルドが電子書籍化され、丁度読み終えたタイミングの発刊だったので、序章は振り返り繰り返し、村上春樹作品にある未回収感が珍しく回収されたと思っていましたが、それはあとがきにある通り。
また著者さんの長編小説を読めることを願って止みません。

#エモい

0

Posted by ブクログ 2024年03月02日

義理の母が村上春樹が好きで、ときどき一緒に本の話をする。ただ、根っからのハルキストというわけではなく、『羊をめぐる〜』や『世界の終わりと〜』あたりが好きだという。じつは僕も同じで、最初に読んだのが『ねじまき鳥〜』だったから、それを超える作品がまだない。『海辺のカフカ』や『1Q84』は、正直言うとちょ...続きを読むっとガッカリした。でも、『騎士団長〜』はなかなかよかったし、本作も昔ながらの村上作品が好きな読書にはぴったりじゃないだろうか。「今度のはどう?」と義母に聞かれたので、「期待していいですよ」と答えておいた。


────────────────────
この小説を「意味不明」「伏線が回収されていない」と思う人へ。
ミステリだったら犯人がわからないまま終わったらブーイングだけど、これは文学(という言い方は気に食わないかもしれないが)なので、「この人はこの後どうなったのかな」「あれはどういうことだったんだろう」というふうに、読者の空想の中で物語が閉じてゆくパターンもありだと思います。世の中にはそういう小説も結構あります。

0

Posted by ブクログ 2024年03月22日

「ノルウェイの森」と「海辺のカフカ」を随分前に読んで以来、かなり久しぶりに村上春樹作品を読みました。
私はハルキストではないのですが、この世界観にどこまで浸れるかで、楽しめる/楽しめないの意見が分かれるんだろうなと、久々に読んでみて、改めて思いました。
村上ワールドに入り込む=読書ならではの体験、か...続きを読むもしれませんね。

0

Posted by ブクログ 2024年03月13日

そんなに難解ではないのですが。
いろんなことが回収できていないというか
結論をつけてないような感じで
消化不良な感じです。そういう意味では
難解であったのかも

0

Posted by ブクログ 2024年03月09日

いくつかの謎が謎のまま、ということは覚悟していたが、それでも終わりは衝撃だった。まだ飛ぶつもりのないところで、ブランコから飛び出してしまった感じだ。

『パパラギ』が純粋なフィクションという話もちょっとした驚きだった。もちろん本物でも偽物でもどちらでもいい。

『海辺のカフカ』からの作品しか読んでい...続きを読むないのでかなり個人的な感想だが、前半、いつものように唐突に始まる性や、音楽の散りばめがなくて、珍しいなと思った。でも後半になっていつもの感じが出てきたので、前半はあえてそのように書いたのかとも思った。
この辺のちぐはぐさは、「あとがき」で納得。
デビュー当時の作品も読んでみたいと思わせる素敵な「あとがき」だった。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年03月05日

子育て中の小間切れ時間での読書だったが、落ち着いた文体に誘われて、本を開くとすっと独特の世界観に入り込むことができた。
16歳の彼女との現実世界での再開を期待していたので、そこはすっきりしない。

0

Posted by ブクログ 2024年03月02日

村上さんの久しぶりの長編。異様な向こう側の世界の描写と思わせぶりな表現に、物語がどこに向かうのか期待は高まるも、なんだかチグハグなママ。「あとがき」読んで納得。結局、2つ目ストーリー交わらなかったんだ。「時々、自分のことがわからなくなる。あるいは見失う。この人生を自分として、自分の本体として生きてい...続きを読むる実感が持てない。自分がただの影のように思えてしまうことが」「本体と影は表裏一体。本体と影は状況に応じて役割入れ替え、そうすることによって人は苦境を乗り越え生き延びていける」

0

Posted by ブクログ 2024年02月27日

筆者がよく言っている、「地下2階で紡ぐ物語」感が、一番感じられる作品でした。論理が及ばない空想世界でのとても重厚な物語。
にしても難しい…

0

Posted by ブクログ 2024年02月20日

不思議なお話だった〜!

最初はあまりよく分からなくて、
交互に時間軸が展開されていることも
一気に読んでないと今どちら側だっけ??と
時々なったりしていた。
個人的に、第二部が1番面白かった!!
半地下のストーブの炎が灯る暖かで不思議な部屋、
子易さんとの優しい交流、目の覚める様な雪景色と
ブルー...続きを読むベリーマフィンにブラックコーヒー……
この何ともいえぬ不思議な空気感が1番読んでいて
心に温かく沁みた……冬の冷たくも内側からじんわり染みわたる、こういった一面が好きなんだよなぁと
改めて実感した点でもあった。

第三部まである事に途中驚いたが、
なるほどやはり街にも"彼"はまだ存在していて、
しかもイエロー・サブマリンの少年も
全てを知った者のようで自然とそこにいて、
主人公と我々だけが常に状況を飲み込めぬまま
やはり進んでいかなければならないのか…と
落ち着かない気持ちだった。
と思ったら終わっちゃった!!!!
戻ったらどうなるの…その女性と共に生きるの…?
不思議が不思議をよんで不思議なままでいる………
このままエンドで良いのだという反面、
気になってしまう気持ちもあり…複雑!

とにかく、私はこの作者さんの作品を
短編しか読んだことがなかったが、長編においても、
不思議な終わり方をするなぁと毎度の如く感じている。
綺麗にスパッとした終わりがない分、
常に最後はふんわりモヤっとするのが
私が読み終えた後の後味だなぁと感じるのだった。











0

「小説」ランキング