【感想・ネタバレ】桃時雨 ヨコハマ居留地五十八番地のレビュー

あらすじ

西洋の雰囲気を醸し出す、明治中期の横浜居留地。歌舞伎役者のような風貌の深川芭介は、そこで西洋骨董店「時韻堂」を営んでいた。ある夜、西洋の骨董品「プランシェット」を使っての交霊会で呼び出してしまったモノは……!? 桃に込められた娘の執念。真葛焼きの香炉に塗り込められた母の怨念。芭介が絡まった謎を解きほぐす!

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Posted by ブクログ

時迷宮を読んだので、続編も読んでみました。
今回は主人公、芭介さんと友人の高澤、その部下の田汲が絡むようなシーンが多めで、耽美な挿絵が多かったです。ホワイトハートって、こんな傾向の文庫なのか…な。
今回は昔の横浜の描写は少な目。ただ、岩崎弥之助が出てきたりしました。あとはこの話の肝は眞葛焼。多分これまでも博物館なんかでは目にしていたんでしょうが、横浜の明治初期に南区に窯があったなんて。全く知らなかった。無知にもほどがある。横浜駅そばに博物館あるみたいなので、行きたいなぁ。
あ、本の感想あんまり書いてなかった。一巻で出てきたプランシェットという交霊具がかなり活躍します。爵位返上の憂き目にあった家の怨みが主軸のお話でした。サクサクとお話が進むので読みやすかったですが、挿絵がやや古めの絵柄になってしまっているのが残念な印象です。

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2023年08月12日

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