【感想・ネタバレ】重光葵 連合軍に最も恐れられた男のレビュー

あらすじ

苦難の時代の日本人に指針を示す昭和最高の頭脳と胆力!――「今この男が生きていたら原発事故も大不況も恐くない!」

●重光はウィンストン・チャーチルとフランクリン・ルーズベルトが署名した大西洋憲章に対抗し、アジアの解放のために大東亜憲章を提唱、アジア版の国際機構を作ろうとしたのである。重光のこのような壮大な構想力は、どこから生まれたのであろうか。同時期に戦犯として巣鴨拘置所にいた笹川良一は、重光について次のように述べている。「真に男が男として惚れきれるのが重光葵の真骨頂であった。腕も度胸も兼ね備わったこんな人にこそ救国の大業を託すべきではあるまいか」――<「爆弾で片足を失いながら」より>

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

重光葵という先人の考え方、解釈を知ることができ、学びの多い作品。
著者の重光葵に対する敬意も感じることができた。
こんなにも日本の為にと奮闘された方々がいらっしゃったのであるなら、
恵まれた今日において、先人の方々に劣らない努力をすべきだと自分自身に叱咤激励をせざる負えない。

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2014年12月22日

Posted by ブクログ

国連加盟での演説によって重光氏に興味を抱いたが、本人の著書はあるものの、なかなか当本人が「どのような人生を歩んできたか?」といった書物が見当たらなかったので、私としてはすぐに購入した書物であった。しかし、本の構成として、少し流れが重複する箇所があったり、書き方が単調だったりと読み手のえり好みがでるのではないだろうか?
内容としては、明治から昭和の大東亜戦争終戦後までの激動の時代において、時代の転換点の交渉に立った際の日本に対する想いを偏見等をもたずに汲み取ることができる。エリート意識ではなく、国事に携わるということ、そして自分の国を考え想うということを感覚的に学んだと思う。

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2012年04月25日

Posted by ブクログ

筆者の文調から溢れる右翼臭と重光への愛はともかく、重光が外交官として生きたWWⅡ前後の日本外務省の姿勢ということがよくわかった。重光のように、激しくぶれやすい国民感情や軍部の意向とは一線を画し、各国の事情を冷静に俯瞰しつつ、法秩序を守る。そしてその限りにおいて、他国に対して一歩引かない。そんな官僚がいたこと自体は、誇りに思える。

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2014年11月29日

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