【感想・ネタバレ】GAMBLE FISH 8のレビュー

あらすじ

スーパー・セレブ・エミリーとの100万ドルを賭けた7対7のサバイバル・ゲーム「勝利の旗(ビクトリー・フラッグ)」!! 金の力に物を言わせて追いつめて来るエミリーの容赦のない猛攻、そして獅子堂の森に棲むという「天狗」の登場が闘いを凶気に加速させる!!

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Posted by ブクログ

ビクトリー・フラッグ編の開幕だが、ちょっと肩すかしの感があったのも事実。いや『GAMBLE FISH』らしい機知ややたら濃いアソビが楽しめるのはいいんですが、なんか、こう。

今までの『GAMBLE FISH』が最初に規定された(決定的に不利な)ルールの盤上でいかにその隙を突くか、という知恵比べだったのに対してビクトリー・フラッグ編ではその気配が薄い。集団戦の様相になってエピソードが散漫になってしまったこともあるだろう(前回のダイス対決も3対3ではあったけどあれは1対1×3マッチだ)。まして「獅子堂の天狗」という不確定要素がルールさえかき乱してしまうとなればギャンブラーの知恵も出る幕がない。
アクション漫画としては十分面白いが、ここまで読んできたファンとしては突然の路線変更にとまどいを隠せない。
最終的にいつものGAMBLE FISH節に戻ってくるのはわかっているし、このゲーム自体に隠された阿鼻谷の「仕込み」と獅子堂家の陰謀が動き出すという話の節目でもあるのは理解できるけど、しばし我慢の心境で読む第8巻だ。

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2009年10月04日

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