【感想・ネタバレ】硝子のハートが邪魔をするのレビュー

南原兼

圭吾の想い人は、土曜の夜だけ現れ、午前零時に姿を消す謎の歌姫・マリア。ある日、圭吾は大学の学園祭でマリアを目撃する。男女混成のミスコンで優勝をさらった彼女は、じつは圭吾と同じ大学に通う男子学生・千聖だった。千聖となんとか繋がりを持ちたい圭吾は、千聖に口止め料として身体を要求。彼は予想外にもその契約を受け入れた。無垢ながら、ときに奔放な痴態を見せる千聖は、圭吾をさらに魅了していき…。淫らなシンデレラは秘密の夜に華開く。

[ブクログ · ★★★☆☆]

もえぎピュアリーがもえぎに統合されての第3冊目。学園物を得意とする兼先生だが、もえぎの性質上カップルの年齢をあげざるを得なかった模様。ってことで前作に続き大学生カップルの登場です。従来のマジカルファンタジー系の作品路線も捨てがたいけれど、こうなったらもう商社マンだの刑事だの政治家だの、砂漠から古都までなんでもござれでグイグイイッチャってくださ～い！