【感想・ネタバレ】日本経済のウソのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

今、日本はGDPの7%、35兆円にのぼるGDPギャップを抱え、高失業率とデフレに苛まれている。政府・日銀の財政・金融によるマクロ経済政策は一刻の猶予もない状況下にある。ところが、日銀はと言えば保身、プライド、つまらぬ内規に拘泥し金融緩和を怠りデフレを野放しにしている。官僚も国益そっちのけで省益の追求、天下り先の確保、権益の拡充に奔走するばかり。民主党政権にいたっては官僚の暴走を止めるどころか、右往左往し日に日に言い包められているような有様。さらには、前政権で進めた郵政改革さえ後退させ揺り戻し我田引水に暗躍する亀井静香など旧来型代議士の跋扈。危機感の欠片さえも持ち合わせていない我利我利亡者らに国富、国民は食い物にされ続けている。せめて日銀だけでもまともな行動をとってくれればと願うのだが。新聞紙上の白川総裁の澄ました横顔が何とも恨めしい。

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2012年07月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

難しくて全部を把握しきれていないのですが、著者が言いたいのは、次の4つにまとめられます。
①日銀は、国債などの購入により量的緩和を行い、バランスシートを拡大させれば、デフレから脱却できる。
②中央銀行の独立性は『手段の独立性』であって、『目標の独立性』はない。中央銀行に目標を与えるのは、政治の責任である。
③名目4%成長できれば、財政問題はかなり解決する④日銀に対して適切なインフレ率の目標を与えてあげる。
④民営化しないと郵政は破綻する。


簡単にまとめたので著者の主張を全部酌んでいるのか心配ですが……
日銀に対する批判がとにかく凄い。しかし批判するだけでなく具体策をちゃんと提示しているので説得力はあります。
経済学部出身の僕が本書を理解できないのは全くもって残念です。
浅学非才さを痛感しました。もっと真面目に経済の勉強をしていれば良かったと後悔しています。

郵政民営化については、本書では分かりづらいところもあるので、細野真宏『カリスマ受験講師細野真宏の経済のニュースがよくわかる本 銀行・郵貯・生命保険編』をお薦めします。これを読めば、民営化の意義が良く分かります。

かなり過激な発言、内容になっているので、本当かなぁ?と首をかしげるところもありますが、震災の影響もあって、今後は量的緩和策は避けられないと思うし、そうしないのなら日銀は要らないとも思います。よって、今後の日銀の動きには注目です。そして、十分な量的緩和を行えば、インフレになるので、増税ありきで議論が進んでいる今日の政治には辟易します。
とにかく増税反対(笑)!

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2011年09月06日

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