あらすじ
2022年度新聞協会賞、JCJ賞、早稲田ジャーナリズム大賞奨励賞受賞。ロシアによるウクライナ侵攻を受け、日ロ関係が冷え込む中、安倍晋三元首相は凶弾に倒れた。生前の単独インタビューで、北方領土交渉の軸を「四島返還」から「2島返還」へ大きく転換したことを明らかにした安倍氏は何を信じ、なぜ行き詰まったのか。現在の戦禍の萌芽となった8年前のウクライナ危機を巡る対応や岸田文雄首相と安倍氏のせめぎ合い、侵攻に至るロシア国内の状況や日ロ関係に与えた衝撃などを大幅に加筆した北海道新聞の長期連載を完全書籍化。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
全429ページ。「消えた四島返還」との寂しい或いは物悲しい題名だが、2021年9月発行の前作から、さらに安倍元首相が一人の男に手製の銃で撃たれるという最近の話題を巻頭に盛り込んだのが本作。
北海道新聞の記者達の取材とそれを元に現状と期待を盛り込んだ、なかなか優れた歴史証言と思う。将来にわたり歴史証言として語り継がれるだろう。
ロシア、そしてプーチンの領土に対する凄まじい執着を感じる。安倍はピエロだったのか?いや、純粋さゆえ悩んだことだろう。岸田総理はどうこの問題と対峙してゆくか見守りたい。そして自分も一人の道民として声をあげていきたい。多くの人に是非一度は読んでほしいと思う。