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Posted by ブクログ
2011-02-08第一刷。著者の脱原発の立場を日本の原子力発電事業の国策民営によるゆがみと経済的なコスト分析の立場から展開する。グローバルに見て、”1980年代末より…原子力産業は構造不況産業と化した” こと、"原子力発電拡大に熱心な国ほど、温室ガス効果ガス削減の達成度が悪い傾向がある” という指摘は興味深いが、説得力を持って語るためにはもう少し突っ込んだ分析とデータの提示が必要だろう。全体に表・グラフがもう少し欲しいがブックレットのスタイルの限界か。同じテーマで新書を著して欲しい。p29 に「二刷にあたって」という囲みが追加され、東日本大震災と福島原発震災の「同時多発原発事故」についてのコメントがあるが、本ブックレットでは脱原発の舌鋒を少し鈍らせたことを後悔する著者が見える。