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Posted by ブクログ
タイトル回収の前半と、偽りの勇者のその後を描く後半の2部構成。
追放モノの形式で、追放する側(=特別な能力が無い側)を描く点が特徴。追放以降、自身の行き方の割り切り方に2度感じ入る作品。
追放する/される側双方の心の繋がりが強く、追放を決めるまでの決意や追放後にの自身の振る舞いに対する覚悟などの展開は、とりわけ良かったです。
影の勇者と真の勇者の双方の動きや魔王軍とのかかわり合いなど、色々な展開が期待できそうで、今後も楽しみな作品です。
ただ、後半は単なる主人公が強い系になってしまっており、せっかくの主人公の特徴があまり生きていないな、とも感じた。