あらすじ
保育士の佐藤理々は、22歳のときにできた初めての子を死産した。夫と誕生を心待ちにして、名前も彩葉と決めていた女の子。あのとき転んだせいではないか。自分を責めずにいられなかった。7年後、理々は「死んだ人に会える食堂」へと向かっていた。ひと目も会うことができなかった我が子に会うために――。温かい感動が胸に迫る、好評シリーズ待望の第6弾。
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Posted by ブクログ
あたたかい気持ちにもなり、切ない気持ちにもなり、涙が零れました。
伝えたいことは伝えられるうちに、会いたい人には会えるうちに、日々を大切に生きなければいけないなと思いました。
Posted by ブクログ
好きな話は彩葉の回ですね。もちろんどれもじんわりきました。やはり高橋さんの姿勢が色濃く出ているのが焼きおにぎりの回ですね、熊谷が怒るくらいの酷い人間の社長なんだけど、恋人と子供とチビネコ亭の再会の場面で娘が自殺するなよ、そうしたらあの世で会えない、あの世でも一緒に暮らす人はたくさんいると全部を肯定してて、あーだから自分はこの作品が好きなんだと思わざるを得ない、昔からあの世はないって思うのはあるのだけれど、死んだら終わりとあるのだけれど、それでも心の中にグッとくる。スキャンダルとか引退して結婚とか嫌でもある
Posted by ブクログ
今回も癒される物語ばかりでしたねぇ。
熱も下がって、現在は部屋に隔離されているので、環境的には読書に最適なんですがねぇ。薬と咳のせいで寝ている時間が多いのがもったいないよねぇ。
コロナにかかった人間がいうセリフではないよねぇ(笑)
Posted by ブクログ
大事な誰かの死に、自分に責めがあると感じるのは、本当に辛い。
ちびねこ亭を訪れた彼らの心が、少しでも安らぐことを願ってやまない。その時は救われた気がしても、やがて、それが自分に都合のいい幻だったのでは、なんて思わないですみますように、と。
さて、橋本少年、今後も登場するかな。なんだか毎回探してしまいそう。
琴子の所属する劇団の主催者熊谷や、彼が過去に所属していた芸能事務所の社長出水との経緯も知ることができてよかった。なんだか、どこかの映画の賞で見たような話にはついにんまり。でも、熊谷の妻までも追放はちょっと納得いかないなぁ。
それにしても、毎回泣かせてくれるし、料理もおいしそうで本当に素晴らしいシリーズだと思う。
Posted by ブクログ
必殺仕事人のように死者がいないと進めない話。
残された者と先に逝く者のお互いの気持ちが現れていて、切ない。残された者が前向きになれて、生きる希望を抱く傾向は素敵。私も思い出ごはんを食べたい。
Posted by ブクログ
安定して温かな気持ちになれるシリーズです。
だんだんと複雑な人間関係になっていくような気がしますが、かえって現実感があります。
人とのお別れは悲しいですが、互いに会いたいと思える相手がいるのは幸せだなと。
叶うなら悲しくても生きていく勇気がもらえるお話しです。