【感想・ネタバレ】世界のヘンな研究 世界のトンデモ学問19選のレビュー

あらすじ

テーマパークやカジノ、大麻など、日本に住んでいると不思議に思うユニークな授業が、世界にはたくさんある。本書は、サイエンスライターとして世界各国の科学関連のニュースに触れる著者による、「所変われば学びも変わる」異文化事情を伝える1冊。

「所変われば品変わる」は研究の世界でも言えることで、世界は風変わりな学びにあふれている。当事者にとっては生活の当たり前の一部なのに、地域性があまりに強いが故に、外からしてみたらちょっとヘンなものがたくさんある。本書では、世界の各地域で、その地域だからこそ行われている学びの場について紹介する。
学びの中でも、地域ならではの娯楽や生活の中の楽しみに関わるものがある一方で、地域特有の課題を対処し、生き抜いていくために重要なものもある。さらに、その知識を受け継いでいくために、独特な授業で教えることもある。そんな一面にももれなく着目していきたい。
世界は狭いようで広い――本書で登場するのは、世界のヘンなお勉強のほんの一握りのはず。軽くかじるくらいのゆるい気持ちで、お楽しみください。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

紹介されている研究内容は"ヘン"ではないが、ニッチな研究が紹介されていて、しかも、それらの多くは地元の産業やニーズとかかわりの深い研究であることが印象的だった。

個人的には、テーマ空間学(テーマパークで働きたくて目指す人が多いらしい)、アーユルヴェーダ医学(今でも教科書はサンスクリット語で書かれている)、ベーカリー科学(大学の学科として存在するのがスゴイ)、忍者・忍術学(三重大に「国際忍者研究センター」あり)等の分野があることに驚いた。
温泉研究や富士山研究などは普通に重要な研究なので、ぜひ継続してほしいと思った。

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2023年07月21日

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