あらすじ
地方の裕福な家に生まれながら、その家系を“偽物”と嫌悪する真奈美は大学三年の夏、友人アイリーンの紹介で、戦後成金の資産家の家に育ったゲイの潤と新宿歌舞伎町で出会う。彼らに案内され、初めてホストクラブを訪れた真奈美は、ナンバー2ホスト聖也に興味を持ち指名する。以来、真奈美と潤は、聖也を挟みながら、同志のような関係に。二人の間には、自身の境遇に対する拭いようのないコンプレックスと、堕落への憧れがあった。ある時、真奈美は潤から、聖也を交えた3Pを提案される……。オープンリーゲイである自身の胸中を紡ぎ、数々の賞を受賞する気鋭の歌人による衝撃の小説デビュー作!
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Posted by ブクログ
映画先行で、かなり興味深くて面白かったので原作ものだと知って、即購入
著者の事は何も知らなかったけど、小説を読み終わってから知りました。歌人でありオープンゲイであり実業家。凄い人なんだな、色んな意味で(笑)この小説も、半自伝、というか彼の生い立ちや経験無くしては書けていないだろうから、ホンモノのセレブ凄い〜(縁がないけど勉強になりました。ほえー)
物語は少し退廃的でありつつも、真奈美はかなり乱暴ではあるけど常に前を向いているので、気持ち良い。この先の彼女も見続けたいと思ってしまう。
一番チャキチャキしてる風な潤ちゃんが一番脆いのは優しさなのかなぁ。生真面目さが滲むよね。
この二人が惹かれ合うの、わかる。
でも間に〝車軸〟となる聖也がいないと先に進めないのが、なんともいじらしく思えたな。
そして、聖也が自分の立ち位置、役割をわきまえてるところも流石なのだ。
この三人、なんだかんだでずーっと腐れ縁となって続いていきそう。続いて欲しい!
Posted by ブクログ
面白い。2つの車輪だけでは走れない。走るためには2つの車輪の間に車軸が必要。車輪は車軸を通してしか繋がれない。車軸は車輪が繋がるための道具でしかない。本物の堕落への道を走る2人の車輪と1人の車軸の物語。タイトルの意味もそして本物の意味も、今の自分にドンピシャの作品だった。
Posted by ブクログ
本物なのか偽物なのかの話の前に、本筋とは異なりますが、まぁ湯水のように金を使うなあ、という人並みな感想が先に出てしまった。それであまり感情移入できなかったのかもしれない。