【感想・ネタバレ】八月十五夜の茶屋のレビュー

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Posted by ブクログ

1956年にマーロン・ブランド主演で映画化もされたヴァーン・スナイダー作品の原作本。原作も映画版と同様、ユーモアに溢れる非常に明るい作品である。映画版との違いは、映画版ではマーロン・ブランドが演じたサキニが主人公のような役割を持っていたが、本書ではグレン・フォードが演じたフィスビー大尉が中心となっている。原作の展開は殆ど同じなので、物語の先は読めたが異文化との交流がテーマである本作は、そのテーマがより強調され、社会性の増したシリアスな部分がある。また、本作には白人至上主義的な描写が殆ど無いので、日本人で沖縄人である私から見ても、非常に安心して読む事が出来、戦争という極限状況の中での人々の暖かさが見れて、とても共感のできるいい作品であった。

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2012年08月20日

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