【感想・ネタバレ】K-POPバックステージパスのレビュー

あらすじ

日本における韓流・K―POPブームを間近で見守ってきた、人気MC古家正亨の初エッセイ。人気K-POPスター達から「ふるやさ~ん!」と親しまれ、来日プロモーション時やイベントMCを数多く務めていることからファンにもお馴染みの存在である著者だが、そのバックグラウンドには、ラジオDJとしての活動にこだわり、韓国のポピュラー音楽である「K―POP」の魅力を日本に伝えようと、四半世紀にわたって努力を続けてきた姿があった。音楽を通じて、日韓の架け橋として活躍してきた著者の、20数年にわたるその活動を振り返り、次の世代を担う若者たちに贈るメッセージと共に、その未来を託していく。また、スターからも、ファンからも愛されるその“MC術”の秘密も。

【目次】
CHAPTER 1 夢はラジオDJ
CHAPTER 2 韓国との出会い
CHAPTER 3 日本にカムバック
CHAPTER 4 第一次韓流ブーム前夜
CHAPTER 5 冬のソナタがやってきた
CHAPTER 6 韓流ブームの波に乗って
CHAPTER 7 大阪から再出発
CHAPTER 8 K-POPとK-POPに携わる人たちのこれから

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Posted by ブクログ

古家さんといえば韓流にハマった人ならほとんどの人が知っているだろう。歯に衣着せぬいえばそんなにイケメンなわけでも若いわけでもない、まあこぎれいなおじさんではあるけどモムチャン、オルチャンの韓流スターたちと一緒の場にいるのは見た目にもそんなにマッチしてないけど(ちょっとけなし過ぎ)、いろんな韓流関係のイベントに出ているのはなぜだろうと思っていたけど、この本を読んでそのわけがわかった。
『K-POPバックステージパス』なんていうタイトルだから、韓流スターたちとのおつき合いや裏話を半ば自慢げに紹介されてる本かと思っていたら、実際の古家さんは表舞台を離れたおつき合いはむしろ避けてきたというし、韓流文化が根づく前から、また、日韓関係が不穏な時期も両国の文化や人の仲をつなごうと、自分のこと二の次、滅私的に活動してきたのだなと感服した。自分が古家さんを知った2008年頃だってステージでは売れっ子司会者っぽく見えたけど、つい数年前まで持ち出しばかりの身の回りだったようだし、司会業はいわば副業のようなもので、本当は裏方で韓流文化の土台をつくり支えてきた人なのだなということがわかった。
自分がハマった一つのことを追い求めて、苦節しながらもこうして一門の人になったというのも素晴らしいこと。この本に書かれているような歳月を経てのことなら素直によかったねと思える。自分もいま、先が見えないことに踏み出そうかと思っているから、励みにもなった。
最後に。古家さんの初の単著が嫌韓ぶりも甚だしい社長さんがいらっしゃるDHC刊行だったとは何という皮肉(本の中では古家さんはDHCがどういう企業だとはいわず、担当編集者の名前を出し、単著を出してくれてありがたいとだけ書いている)。
それと、あとがきの最後の最後にハングルで「カムサハムニダ」と書いてある……んだと思うけどハングルが間違っているのが非常に残念。古家さんかわいそうに。

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2025年02月25日

Posted by ブクログ

古家さんのこと(K-POPとの出会い、過去のお仕事のこと)、日本におけるK-POPの今日に至るまでの歩み、МCの舞台裏など、古家さんの自伝とK-POP史が合わさったような作品だと感じました。

МCやDJでのトークがとてもお上手ですが、その裏でたくさんの努力の積み重ねがあったことがよく分かりました。

せっかくK-POPや韓国ドラマを好きになったので、韓国と日本のことをもっと学びたい、と思わせてくれた作品です。

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2025年12月03日

Posted by ブクログ

まだ日本では流行って無かった時に飛行機で韓国と日本を行ききしながら日本にはなかった韓国のCDを買って聴くという生活をしてラジオでは当時韓国関連の番組をやってなくてラジオ好きだった古家さんがプロデューサーに頼んで曲をかけてもいいか聞いたらダメだと言われたけどどうしてもかけたかったからお試しでかけてもいいですかと聞いたらオッケーもらったのでかけたらなんなんだよ気持ち悪いな日本の曲をパクってるとコメントがきてたりしたけど皆んなに韓国の素晴らしさを伝えたくて色んなことをやって古家さんのおかげで今は人気になり日本でも活動するアイドルがふえてラジオやTVでも韓国のことをやる所が増えてありがたいですありがとう

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2024年01月03日

Posted by ブクログ

古家さんとkpopの歩みを歴史とともに描くエッセイ。
今はストリーミングで気軽に聴けるkpopだけど、ひと昔前のkpop事情をしり驚く。
古家さんは開拓者で、熱い思いを持っていたからやり遂げてこれたのだなぁと思いました。感謝です。

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2023年04月13日

Posted by ブクログ

ご本人の思惑通り、古家さんのこれまでの仕事を、その始まりから振り返ることで、日本における韓流の歴史を知ることができて、今さらハマった初心者として、とても面白かった。仕事への取り組み方も、なるほど!とかそういうことだったんだ!と思わされることがたくさん。

韓流を楽しむときに、表層だけでいいの?何も知らない、知ろうとしない、それでいいの?という古家さんの思いに頷く。
文化と政治、文化と歴史は、分かち難い。丸ごと知ろうとする方が、より深く味わえるはず。そこに苦味があるとしても。

防弾会食でRMが語った言葉にのぞく彼らのしんどさは、結果を最優先する韓国社会の反映なのか…と知ると、ちょっと胸が痛むし、ルッキズムの問題も心配(体重管理とか)だから、良い方へ少しずつ変わっていきますように。

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2023年03月29日

Posted by ブクログ

古家さんのいつもの優しい声でラジオを聞いてる感覚で一気読み。
KPOP、JPOPのジャンル分けはナンセンスな時代も近いですね。
またどこかのライブ会場でお会い出来る日が楽しみ。


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2022年12月26日

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