あらすじ
四半世紀を超えてジャイアントパンダを飼育するアドベンチャーワールドは中国を除くと世界一の繁殖例を誇る日本の施設。人間に換算すると約90歳の父・永明を筆頭に、グレートマザー良浜とその娘たちを日々お世話する飼育スタッフが、意外な素顔や出産・育児、不思議な生態について詳しく紹介。誰かに話したくなるトリビア満載!
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Posted by ブクログ
アドベンチャーワールド行きたくなります。日本で生まれてもいつかは中国に…と思うと悲しくなってましたが確かに繁殖のためには仕方ないですね。日本にいても家族しかいないわけですし。見分け方もわかって嬉しかったです。
Posted by ブクログ
アドベンチャーワールドに行く前に学習資料として手に取った本。
パンダへの深い愛情と、研究成果が詳細に書かれているけど、読みにくい学術表現は全くなくてわかりやすい。
パンダという希少な動物を飼育するスタッフたちへの感謝と、共存していく人間としての心構えが巻末で綴られており、おそらくこれが一番いいたかったことなんだろうな、と思う。
写真のパンダばどれも可愛くて、赤ちゃんのしっぽの水筒がよく写ってて勉強になった。
Posted by ブクログ
現代の日本でパンダを見ることができるのは、いろんな方の努力や愛のおかげなのだなぁと思いました。
私はパンダに直接関わることはないけど、動物たちを守るためにできることを考えて行動できたらいいなぁ。
パンダについてたくさん知ることができ、考えることができる、パンダ愛溢れる素敵な読み物でした。
Posted by ブクログ
パンダファミリーは29年で20頭!
アドベンチャーワールドの「パンダチーム」のスタッフが語る、
パンダたちの姿と生態、飼育での奮闘や気づきなど。
・アドベンチャーワールドパンダファミリーの家系図
Part1 生態 Part2 パンダファミリー Part3 繁殖
Part4 まだまだあります!パンダ・トリビア
Part5 パンダをめぐるサステイナブルなお話
コラム、参考文献有り。
ほぼ、食べて寝るの繰り返しな、パンダ。
毎日の清掃と餌やり、記録が主な仕事の、スタッフ。
でも、双方はそれらだけではない、関わり。
多くの行動と仕事を経て、お互いの信頼が生じます。
アドベンチャーワールドでの29年間。
パンダとスタッフとの長年築いた信頼関係が素晴らしく、
「入れ替え保育」や搾乳、コロナ禍での出産とその後の
フォローを日本人スタッフだけで行う時の、良浜の姿は胸熱!
中国のパンダ研究のスタッフとの連携も、同様で、
小さく産まれた彩浜への対応など、彼らとの信頼もすごい。
また、身体の特徴や、パンダ座り、鳴き声等の情報も多く、
パンダそのものを知るにも、良い内容です。
そして、スタッフの描いたパンダたちの似顔絵が、
特徴をよく表現していて、日常の観察眼の豊かさを感じました。
カラー写真は少ないけれど、モノクロでも愛らしさが伝わる
画像がいっぱいで、大いに眼福です。