あらすじ
ヒルティ(1891年)、アラン(1925年)、ラッセル(1930年)の三大幸福論のあと、フランス人作家モーロワが1939年に世に問うた第四の幸福論。進学、結婚、昇進、定年など人生の節目に繙きたい「モーロワ箴言集」。
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Posted by ブクログ
フランス人小説家アンドレ・モーロワによって紡がれた第四の幸福論。エッセイであり哲学書であるような、人生の先輩がやさしく背中を押してくれる本だった。
分かりやすい章割りと各章ごとにまとめられた結論の潔さに耽溺していたら、あっという間に読み終わってしまった。薄い本なのにドッグイヤーだらけだ。
私が好きな話は「実験の欠点」「生徒の労働(勉強)」「休息する技術」「指導者の知性」だ。
一番心に響いたのは最終話の「ある何人かの青年に寄せる手紙」だ。これはすごい。笑顔でこの本を読み終えることが出来た。
訳者による解説も含め、素晴らしい一冊だった。
ずっと手元に置いておきたい。