【感想・ネタバレ】天龍源一郎の女房のレビュー

あらすじ

「大将を一等賞のレスラーにする!」

1982年、全日本プロレスの天龍源一郎と結婚した嶋田まき代氏は、女房として、母として、そして時にはチーフとして天龍源一郎を全力で支えてきた。
2020年10月、2度目のがん告知を受けて自らの死期を悟ったまき代氏は、「妻の私が知る天龍源一郎の“本当”を世に遺したい」と、自らの人生の集大成に取り組んできたが、志半ばで2022年6月24日に天国へと旅立った。

そして、その想いは娘・紋奈へとバトンタッチされた。
全日本プロレス、SWS、WAR、新日本プロレス、ノア、ハッスル、天龍プロジェクト……
茨の道を歩み続けた“ミスター・プロレス”と呼ばれる男と、その家族の物語。

「まき代は金も人生も注いでくれたよ」(天龍源一郎)
「私としては“天龍は、結婚してから奥さんの尻に敷かれている”と思われるのが嫌だったので、たとえそれが最後の1万円札だったとしても、ありったけのお金を握りしめさせて飲みに行かせました。だから天龍源一郎には家庭臭さがまったくなかったと思います」(嶋田まき代)

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

”天龍が男を張れないでしょ”周りの人間とともに豪快に飲み会をして金を使う、古い時代のレスラー天龍源一郎の妻。本書を読むまでは夫の後ろを影を踏まないように歩いて、耐え忍ぶ。。というイメージだったのが、むしろ真逆。夫を立てるのではあるが、夫のために自分で事業を起こし、マネジメントを行って新日本プロレスを相手にネゴシエーションを行う、まさに女傑。最終章は涙なしでは読めない。まさに”天龍家”の家族愛が読んでとれる。天龍源一郎も、著者も、そして娘さんも、互いにレスペクトしあっていたんだな。

0
2023年02月08日

Posted by ブクログ

ゴング派になるきっかけが天龍源一郎だった気がする。その当時まわりでは週プロを読んでる人ばかりで色々言われたりもしたが、それで逆にゴングを買い続けたのは自分の中の小さな天龍イズムだったのかもしれないと今は思える

この本を読んで感じたのは、まき代さんがいてくれたからこそ天龍源一郎がより光って見えたなだという事
そしてまき代さん自身がとっても魅力に溢れた方だったことを知れたのが良かった

またいずれお酒を飲みながら再読してみようと思う

0
2022年09月28日

Posted by ブクログ

天龍源一郎の妻の自伝。

天龍の話はもちろん、家族や弟のWAR武井代表の話などもあり、面白かった。

0
2024年12月14日

Posted by ブクログ

"Mr.プロレス"と評されるプロレスラー 天龍源一郎。
その奥様 故 嶋田まき代夫人視点から見た天龍源一郎が書かれている。

嶋田まき代氏なくして天龍源一郎はなかった。
本著を通じてそれを改めて感じた。

僕は天龍源一郎というと、寡黙で頑固、一本気な印象だが、本著を通して感じた印象は"寂しがり屋"という印象である。

常にそばに居たからこそ語れる様々な出来事の裏側。
その全てが真実とは限らないが、アレってこうだったのか。と記憶中が補完されていく。

そんな一冊でした。

0
2022年12月14日

「ノンフィクション」ランキング