あらすじ
YOASOBIの大ヒット曲「ハルジオン」の原作者としても知られる
橋爪駿輝の本作は、北村匠海と中川大志のW主演映画の原作です。
(2023年2月4日全国公開予定)
[SCROLL] スクロール
出演:北村匠海 中川大志 松岡茉優 古川琴音
監督・脚本・編集:清水康彦 脚本:金沢知樹 木乃江祐希 原作:橋爪駿輝「スクロール」(講談社文庫)
音楽:香田悠真 撮影:川上智之 照明:穂苅慶人 録音・音響効果:桐山裕行 美術:松本千広
製作:「スクロール」製作委員会 制作プロダクション:イースト・ファクトリー 配給:ショウゲート
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「僕」の前に突如現れた女子高生ハル。僕の隣に住む元彼の「音」だけでも聞きたいと
僕の部屋に上がってきた「童貞王子」。希望部署にいけずに燻っていたユウスケは
バーで出会った菜穂と付き合うが、ある事件取材をきっかけにふたりの関係は変わっていく
「スクロール」。など、全5編収録した鈍色の青春を駆ける物語。
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Posted by ブクログ
読み始めた時点では、正直どうしたものかと思ったのだけれど、全て読み終えた現時点では、清々しい気分に浸っています。僕の大好きな俳優の松岡茉優さんが出演した映画の原作ということで、この本を手にしました。自身の出演作の原作なら、きっと彼女も読んだに違いない。読書は、松岡さんと僕を繋げる唯一の手がかり。そんな希望のひとつも無くして、たかが一般人の僕のごときが、何を心の支えに日常の難事に立ち向かうことができるでしょうか。きっかけなどは、そんなものであると同時に、それでじゅうぶんといえるでしょう。
物語は具現化された本というかたちで、これから先も存在し続けることになります。解説にもありましたが、10年後、はたまた20年後の未来に、この物語はどのように理解されるのでしょうか。個人的には、とても興味深いところではあるのですが、もしかしたら大きなお世話かもしれません。