【感想・ネタバレ】死体を買う男のレビュー

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職場の同期に借りた。以前読んだ葉桜の季節に君を想うということと同じ作者。葉桜はどんでん返しが凄かったけどこれはトリックが二転三転あって今までに読んだことがない作風だった。作中作もすごく面白いから1冊で2冊読んでる気持ちになれる。本の中の現実と作中作がリンクして紐解かれていくんだけれど途中どっちがどっちか少し混乱した。作中作には江戸川乱歩と萩原朔太郎が出てくる。乱歩の作品は少し読んだことあるけれど萩原朔太郎の作品は読んだことないから両者の作品を知っててなお作風も分かっている人なら私の倍面白く読めると思う。両者を知らなくてもミステリーとして十分楽しめると思う、ボリュームはあるけど。タイトルの意味が最後まで分からなかったけれど読み終わって少し時間が経ってから「あ、そういうことか!!」ってなった。

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2023年04月23日

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読み易い
二転三転するし面白かったけど求めてるどんでん返しのゾクゾクはなかった
先が読めたとゆうか双子の設定で似たようなの読んだことある気がする(笑)気がするだけかも知らんけど(笑)

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2021年05月16日

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作中作として描かれる【白骨鬼】を細見達明氏が纏め、出版した、という作品。

読み進めると、現実なのか作中作なのかちょっと混乱する。なんで作中作なのか、分かりにくいなぁと思っていたけれど、最後の最後でどんでん返し。
後半誰が誰だか頭ごちゃごちゃになって何度も戻った(笑)
よくできてるなぁ、と感心しつつ、ありがちかもなぁ、という気持ちもありつつ。

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2024年01月30日

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大正ロマン(であってるかな?)なお洒落な空気のどんでん返しミステリって感じで楽しかった。
作中で登場人物が「○○ってことはこうなのです。」と言い切り、それが決定打になって推理を完成させたにも関わらず、次の展開では【異なる結論ありきで】同じ事象について「そうとは限らないだろう」ってあっさり否定して推理を覆してしまうのが、なんというか、仕方ないのかな…………って感じでもやっとするが些細なことといえば些細なことかな。
あまり重くもならないエンターテインメントって感じで楽しめば十分楽しい作品だと思う。
屋根裏の散歩者とか、人間椅子とか、色々楽しかった。
作中作の二重構造というのも、混乱するかな?と心配したけど全くそんなことはなく楽しめた。さすが。

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2021年04月29日

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 西崎和哉という無名の作家が「白骨鬼」という江戸川乱歩が主人公の小説を,作者が分からない小説として発表する。細身辰時というミステリ作家は,西崎に対し,「白骨鬼」を自分の名前で発表したいと告げる。西崎が首肯しないと,裏から手を回し,最終回に当たる第三回を雑誌に掲載させないという手段を取り,自分の名前で発表するように,西崎に迫るというストーリーの話。
 作中作の「白骨鬼」は,江戸川乱歩がワトソン役で,萩原朔太郎が探偵役になっている。この作品は,江戸川乱歩好きなら楽しめるのかもしれないが,そういった加点要素がないと,全く楽しめないというレベルではないが,及第点以下の作品でしかない。
 真相は,「白骨鬼」は,実際にあった事件をベースとして,西崎が登場人物を江戸川乱歩にしたという設定になっており,細身こそが,「白骨鬼」のモデルとなった事件の真犯人で,遺作として自分の犯罪を告白する形で発表したかったというものになっている。
 意外性がないわけではないが,ミスディレクションとなるような仕掛けがないので,真相を聞いても「ふーん」としか思えないのが残念。材料は一流だが,うまく料理できていないという印象がある作品。シンプルでそれなりには楽しめる作品ではある。★3で。

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2022年11月12日

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