【感想・ネタバレ】人生斯くの如くかのレビュー

あらすじ

著名な人の死は多くの場合、劇的であり、葬られた場所は
厳粛な処だ。
たとえその人物が、世に悪人だと言われたとしてもである。
その厳粛さに惹かれた著者が、
若い頃から訪ねた墓地に眠る人の生き様に思いを馳せ、
もし問いかけがあるならば、その答えを思索する異色の紀行書。

目 次

はじめに
〔日本の部〕
一 正成(まさしげ)の首塚
二 六波羅探題北条一族の墓
三 北条高時の墓
日野俊基の墓
護良(もりよし)親王の墓
四 菅原道真の墓
五 支倉常長の墓
六 渡辺崋山の墓
七 江藤新平の墓
八 西郷隆盛の墓
九 平民宰相 原敬の墓

〔ヨーロッパの部〕
一 カタコンベ
二 山賊ホセマリアの墓
三 「スペイン戦争」犠牲者の墓
四 カルメンと椿姫の墓
五 哲学者ニーチェの墓
六 ウィーンの中央墓地 ベートーヴェンの墓
七 ヒットラーの両親の墓
八 ナチス親衛隊員の墓
九 ユダヤ人墓地

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Posted by ブクログ

「墓マイラー」という人たちがいます。

有名人のお墓を訪れて、故人に思いをはせるの
です。

この本もその紀行をまとめたのでありますが、
その墓に眠っている人の人物紹介の中身が非常
に整理されているのです。

楠木正成と聞いて普通の人は何となく教科書で
学んだ歴史上の人物かな、で終わってしまうと
ろを、その生い立ちから死に至るまで克明に
解説されているのです。

むしろ墓マイラーのような紀行本というより、
歴史好きなマニアこそ読むべき一冊です。

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2022年06月21日

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