あらすじ
仏像に手を合わせると、ほとけさまの声が聞こえてくる――如来像、菩薩像、明王像などの仏像を、どう拝めば祈りは通じるのか。さまざまな「仏像の約束事」を知り、仏像を拝むことから、仏教の教えに入っていけるようになる!
●野球で監督やコーチ、選手たちがさまざまなサインを出しているように、仏像もまた、さまざまなサインを出しています。仏像の手の指を見れば、「(略)説法をしておられるのだ」「坐禅をしておられる」(略)というようなことがわかります。手の指だけではありません。着ておられるもの、身につけておられる装身具のある・なしによって、そのほとけさまが出家された方であるか、在家の人間なのかがわかります。そうなんです、仏像にはさまざまな約束事があります。(略)仏像に手を合わせて拝むときにも、わたしたちは仏像の約束事を知っておいたほうがよいのです。仏像の約束事を知って仏像を拝んでいると、「仏像が語りかける声」が聞こえてきます。そしてその声を手がかり・足がかりにして、わたしたちは仏教の教えに入っていけるのです。
●仏像に関する1つの伝説
●原始仏教と大乗仏教の仏陀観
●偶像崇拝の禁止と仏像との関係
●仏像はほとけの最高の美を凍結
●請求書の祈り、領収書の祈り
●立体曼荼羅が持つエネルギー
●お寺が持っている3つの機能
●仏像の5分類
●お釈迦さまの3つの基本印相
●あなたのために語りかける説法
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
わかりやすく仏教についていちから解説してあるし、わかりやすい言葉と、軽い文章でとても読みやすかった。学校の宿題で、はじめはあまり乗り気ではなかったけど、読んでよかったと思った。
Posted by ブクログ
仏像と一言で言っても、釈迦、菩薩、明王、四天王等々、多くの種類がある。
それら仏像は当然役割があるのだが、それを解説してくれる。また印相(いんぞう)は、どんな意味を持つのか等も。
いや、なかなか仏の世界も読んでみると面白い。
元々インドのヒンズーの世界が源のせいか、ヒエラルキーがあるようだし、喧嘩や愛憎劇も。その人間的なところも親しみが持てる。
お寺にもよく訪れる方だか、このようなことを知っていると、見方も変わってくるだろうな。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
如来像、菩薩像、明王像などの仏像を、どう拝めば祈りは通じるのか。
さまざまな「仏像の約束事」を知り、仏像を拝むことから、仏教の教えに入っていけるようになる。
[ 目次 ]
第1章 大仏さんは宇宙のほとけ
第2章 仏像はなぜつくられたか?
第3章 仏像は祈りの対象である
第4章 ほとけの世界はまんだら大宇宙
第5章 お寺と仏像との関係は?
第6章 仏像の種類と仏教的意義
第7章 ほとけさまと対話する
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