【感想・ネタバレ】オタクを武器に生きていくのレビュー

あらすじ

好きを活かして活躍できる人・できない人って具体的に何が違うの?日本一のオタクアナウンサーである著者が、アニメ業界・動画配信等で活躍する方々と徹底討論し、その要件をまとめました。

〈相談相手〉
■夢を叶えたオタク・竹達彩奈さん(声優/『けいおん!』『五等分の花嫁』他)
■会社員でオタク・高橋祐馬さん(アニプレックスプロデューサー/『鬼滅の刃』他)
■意外性のありすぎるオタク・けいたんさん(ダンサー・配信者・経営者/REAL AKIBA BOYS)
■次世代オタク・尾原和啓さん(IT批評家/『プロセスエコノミー』『アフターデジタル』他)

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Posted by ブクログ

私の好きな言葉
「私は「才能とは、『他の人が気にならないことが、自分だけ気になる』こと」だと思っているんですが、その「気になること」って周りから見ると、8~9割はどうでもいいんですよね。でも、気になって仕方がない。それこそが才能です。」p.31
「大事なのは、TO BE(~になりたい)ではなくTO DO(~をしたい)で考えること。」p.37
「つまり、好きなものがあったとき、自分がそれで「楽しみたい側」なのか、「楽しませる側」なのかに分離すると思うんです。これが大切なポイントなのかと思っています。」p.91、92
「「好きを仕事にしたら嫌いになっちゃうかも」みたいな話もありますが、「なるかもしれないけど、なったときに考えればいいんじゃないの」と思います。(略)飛び込むかどうかより、飛び込み方を考えたほうが楽しいですよ。」p.101
「正面に座らない方がいいというのは、会話の専門家としてよく言うんです。(略)
すると、「あなたと私」だと「VS」の関係になっていしまっていたものが、目線が同じ方を向いて、「同じ目的へ到達しましょう」「一緒に課題を解決しましょう」になるからぶつからない。これが「一緒に好きなものを語りましょう」になるとなお楽しいですよね。「いろんな違いのある人と向き合って、受け入れ合って友人になりましょう」は無理ゲーだけど、「ただ一緒に好きなものを見るだけの関係だ」って割り切ると、相手と対峙しなくてよくなるので、とたんに世間で言う"友達"が増えるんです。」p.156、p.157

感想
”オタク”というものが掛け算で武器になると知りました。私は、映画、アニメ、小説、漫画、絵画、音楽の趣味があるので掛け算で独特な世界を創作してみたいと思いました(趣味が文科系に偏っているのは残念だが)。
竹達彩奈さん、高橋祐馬さん、けいたさん、尾原和啓さんのインタビューはどれも読みごたえがありました。特にけいたさんはいい意味で頭のネジが外れている行動型の天才だと思いました。英語が喋れないのに渡米する勇気は私にはない。
「仕事=つらいこと」というイメージで就活をしているので、自分の好きなことを軸にもう一度就活の仕方を見直そうと思いました。
「会話をするときは正面に座らない」というのはとても納得しました。私は歩きながらする会話がとても落ち着くので、その理由を知れてよかったです。
高橋祐馬さんが最近のエンタメを見て、今はやりは何なのかを見ておくといいですよとおっしゃっていた(p.102)。私は最近の映画、ドラマは全く見ていないので手始めに、『愛の不時着』を見てみます。
それにしても、私が14歳の頃に、この本と出会っていたら考え方に少しは影響を与えたかもしれないと思いました(読み終わって結構、刺さる言葉が多かったので今も影響を受けているような気がします)。
小学・中学・高校生には是非読んでもらいたいと思いました。とても、素晴らしい本ですよ。

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2024年01月04日

Posted by ブクログ

勇気をもらふ
 まあオタクといっても生産性のあるオタクのはなし。それぞれの要点については、なるほどと納得した。オタクを武器に生きていきたいひとはかなり参考になる話である。

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2023年06月18日

Posted by ブクログ

単にオタク業界への入り方ではなく、好きやこだわりを活かして生きる方法を示した本。実際にオタクを武器に生きている人との対談を通してその道を探る。
僕もオタクを武器にと四苦八苦なので肯くところが多かった。好きという感情自体が武器なのだ。

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2023年03月26日

Posted by ブクログ

好きを活かして活躍できる人・できない人って具体的に何が違うのかを、オタクアナウンサーである著者が、アニメ業界・動画配信等で活躍する方々と徹底討論した本になります。
4人との対談から、かけ算というのが一つのキーワードかと思いました。

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2023年03月19日

Posted by ブクログ

読み始めは、思ってたより退屈で真面目な内容だと感じたけど、読み進むごとに面白くなってきた。けいたんさん、小原さんのインタビューはグイグイ引っ張られるように読んだ。
おたくを全肯定してくれながらも生き方に活かすために何を足すか、独りよがりで終わらせないためにはどういう方向性にするか、タイトル通り『オタクを武器に生きていく』指南書。
もちろんオタク以外の人にも良書。

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2024年11月20日

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