感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
導入から読みにくい感じはしていたものの、真山さんの作品なのできっと面白くなるだろうと読み進めていきました。
エンドは、プチサプライズもありましたが全体的にはあまり得意ではない分野かなと感じる内容の深さでした
Posted by ブクログ
日本とシンガポールで開発を進める光量子コンピュータの物語。
自分が門外漢とはいえ、かなりわかり易く説明されていたので技術屋として光量子コンピューターに興味を持ちました。
物語は割と単純で2時間ドラマとかにもなりそうな感じです。
トラブルも技術競争ではあるあるだし、最後に著者おなじみの救世主ファンドの登場と言いちょっとご都合的すぎる所もありますが、大団円を迎えると感動しました。
最期にタイトルの意味の説明があるのも親切でした。
Posted by ブクログ
量子コンピュータが未来を変える。その量子ってのがどういうものかはよく知らないんだけれど、超電導というのは結構前から聞いているがいまだ実現せず、最近になって光量子という言葉を聞くようになった。そのタイミングでこの本に出会い、日本の学会が第一線で研究している光量子コンピュータをシンガポールとタッグを組んでやるという話に興味をそそられてしまった。
急成長するも頭打ちとなったシンガポール事情と、モノづくり日本も今や貧困で研究費すら捻出できない現実を加味し、互いを補い合うべく共同開発を立ち上げるも国家利益に振り回されてしまうリアルさが面白い。
量子を知らなくても十分読みごたえもあり、シンガポール人の研究員の未熟さを書いているところなんかは、そのまま日本の学生そのものにも通じており未来の日本を憂いる。