【感想・ネタバレ】タングルのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2023年04月02日

ハゲタカシリーズの読者サービスも忘れないシンガポールと日本を跨いだ、国家戦略と量子力学のドラマ。早乙女研究所が開発した量子力学の実用化、研究プロジェクト。国家安全保障と金融セキュリティに 大きく振り回される。関与するシンガポール国家主席の側近、日本の政治に近いフィクサー、そしてそれぞれの国の利益のた...続きを読むめに、全てをかけて向かいぶつかり合う中、鷲津が現れる。
シンガポールの日本人科学者の苦労はもっともっとすごいだろうし、アジアの楽しさ、刺激は本当にもっともっとあるだろう。科学者の視点、経営の視点、国家間の駆け引きなど面白い要素がたくさんあるだけに、思ったよりもサラッと解決、方向性が決まっていくが、もっとページを割いて、深掘りして、アジアの汗ばむ暑さ、日常の楽しさ、トラブルの多さ、などなどもっとカルチャー部分を追加してくれたらリアルさが増しただろうなと。ストーリーを追うという点にフォーカスしてきた感がある。奇しくも、ちょうど同日に、理研が量子力学分野の国産計算機を稼働させると報道があった。米中勢が多額の投資を行う中、エラーをどう防ぐかが課題となっているとの報道にそうだよね、と若干の理解が深まった状態でみることになった。ファンにとってはたまらない鷲津の動きも含めて楽しめる一冊。

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Posted by ブクログ 2023年02月25日

量子コンピューターを使って日米中とのテクノロジーの覇権争いに加わるシンガポール。
量子コンピューターの勉強になった。
おりしもテレビで東大の光量子コンピューターを開発している教授の話があり(おそらく小説の登場人物のモデル)、完全にリンクした。
小説ではシンガポールと日本が研究費を出して覇権争いをする...続きを読むが、実際にはNTTのような製品を開発できる企業の力が必要なのだがそこまでは描かれていない。
むしろ米中のテクノロジーの戦いに自国の競争力を高めたいシンガポールの事情を描くのが本題のようだ。
あとがきにあったがシンガポールを題材に描こうと悩んでいる時に量子コンピューターというテクノロジーに出会って、これを組み合わせたとのことです。

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Posted by ブクログ 2022年12月01日

作品の出来云々は置いても、国際間の政治経済の駆け引きに先端技術が絡む小説が好きなので大変楽しませてもらった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年10月19日

日本とシンガポールで開発を進める光量子コンピュータの物語。

自分が門外漢とはいえ、かなりわかり易く説明されていたので技術屋として光量子コンピューターに興味を持ちました。
物語は割と単純で2時間ドラマとかにもなりそうな感じです。
トラブルも技術競争ではあるあるだし、最後に著者おなじみの救世主ファンド...続きを読むの登場と言いちょっとご都合的すぎる所もありますが、大団円を迎えると感動しました。
最期にタイトルの意味の説明があるのも親切でした。

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Posted by ブクログ 2023年08月06日

量子コンピュータの開発、実用化をめぐる国家間の駆け引きが主題の小説。

量子コンピュータは添え物的な位置付けで、量子コンピュータでなくともストーリーは成り立つような気がしたのですが。。。

難しい事を考えずに、政治的駆け引きを楽しむエンタメ小説的な内容かな

WOWOWなんかでドラマ化されそう。

...続きを読む読むとシンガポールへ行きたくなる事は間違いないです。

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Posted by ブクログ 2023年07月23日

ここ大丈夫かな。
そう思う部分が後半になって問題となる。
わかりやすい展開だった。
鷲津さんの登場はワクワクする。

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Posted by ブクログ 2023年07月19日

日本産量子コンピュータの開発をめぐりシンガポール、日本さらに中米と大国の陰謀が絡み合っていく。話の展開とテーマが非現実的であまり入り込めないままエンディングに向かってしまった。
最後のあの人物の登場が嬉しかった!

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Posted by ブクログ 2023年02月02日

内容は難しいけど絡み合った事象は結構あっさりと解けたような気がする。
鷲津さんってあの鷲津さんだよね…

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Posted by ブクログ 2023年01月31日

シンガポール、光量子コンピュータ、国際関係、国内政治闘争、どれをとっても内容に深さを感じられず残念。あっという間に読み終えた。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年01月30日

量子コンピュータが未来を変える。その量子ってのがどういうものかはよく知らないんだけれど、超電導というのは結構前から聞いているがいまだ実現せず、最近になって光量子という言葉を聞くようになった。そのタイミングでこの本に出会い、日本の学会が第一線で研究している光量子コンピュータをシンガポールとタッグを組ん...続きを読むでやるという話に興味をそそられてしまった。
急成長するも頭打ちとなったシンガポール事情と、モノづくり日本も今や貧困で研究費すら捻出できない現実を加味し、互いを補い合うべく共同開発を立ち上げるも国家利益に振り回されてしまうリアルさが面白い。
量子を知らなくても十分読みごたえもあり、シンガポール人の研究員の未熟さを書いているところなんかは、そのまま日本の学生そのものにも通じており未来の日本を憂いる。

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Posted by ブクログ 2023年01月02日

映像のカットが切り替わるようなテンポのよさ感じるも、ストーリーは真山さんにしては、書き殴ったような荒い印象。安っぽい陰謀映画みたい…国家が絡み、「国の為」はなんでもアリの呪文だけど、これはない!

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Posted by ブクログ 2022年12月28日

ワクワクするような開発の話。後半の老害のところがよくわからなかったがハッピーエンドで一安心。フィクションだけど、これが完成すると世界が変わるというのがよくわかる一冊でもある。

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Posted by ブクログ 2022年12月20日

なんかご都合主義的なっと思ってたのですが、あとがきで、この本が出来るきっかけを知って納得。

とはいえ、好きなシンガポールの街の描写、そして鷲津さん登場と著者ファンとして素直に楽しめました~。

光量子コンピュータのことも知ることが出来たし、もっと自分で勉強、情報収集しようと、向上心も芽生えたし。

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Posted by ブクログ 2022年12月10日

日星共同で光量子コンピュータを開発する話。これが時代に乗れば今のコンピュータの何百倍もの速さを発揮できる。その覇権争いは物凄いものである。最後にハイエナと呼ばれた鷲津が出てきて、支援したいという。エピローグでタングルというタイトルの謎がわかった。

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