【感想・ネタバレ】株主総会のレビュー

あらすじ

リストラ目前の総務部次長が株主総会で突如社長を解任し、年商二千億の会社を乗っ取った。彼の身にいったい何が起こったのか? そして、会社の行方は? 総会屋問題で揺れる日本中の大企業の経営者たちを恐怖のどん底に叩き込んだ衝撃のベストセラー! 現役の超一流弁護士が商法上可能な限り熾烈な攻防を描き、企業に生きる男たちの存在理由を問う企業法律小説。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

妙に現実的なタイトルに惹かれて、古本市で手に取った。

物語は平成9年6月の木谷産業の株主総会からはじまる。同社では、株主総会を円滑に進めるため、事前に大株主から総務部次長の名前で委任状を取り付けておく慣習だった。その慣習を利用し、総務部次長の各田が株主総会の場で動議を提出、取締役に就任する。これは(当時の)商法に則った適法なものだという。法律用語など交えた真に迫る表現や、一従業員が周到な準備の上で会社を乗っ取るという構図が面白い。ネットミームで見た、企業の採用面接の場で「私は御社の大株主です」という感じのネタを思い出した。

あとがきを読むと、弁護士である著者自身が本作の着想について語っている。ある上場会社の株主総会の準備に参画していた際、そのリハーサルの場で総務の人間への委任状の取り付けを「大丈夫だろうか」と考えはじめたとある。まさか、現代の株主総会でこんなことは起こらないとは思うが・・・。

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2026年06月10日

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