【感想・ネタバレ】テラビシアにかける橋のレビュー

あらすじ

バージニアの片田舎に育ったジェシーは絵を描くことに憧れていたが、周りはわかってくれない。そんなジェシーをすばらしい世界に連れて行ってくれたのは、となりに越してきた風変わりな少女レスリーだった。ふたりは、テラビシアと名づけた秘密の場所で友情をはぐくみ、ジェシーは新しい世界にふれる。しかし、突然の出来事がふたりをおそって………。アストリッド・リンドグレーン賞受賞作家キャサリン・パターソンの名作。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

僕とあの子の世界がすべて。

ジェシーの隣に越してきたのは、レスリーという女の子だった。2人は仲良くなり、テラビシアという秘密の国を共有する。ある日、ジェシーがテラビシアに行かなかった日、レスリーは——。

大切な人を亡くしたとき、どうするか。レスリーを亡くしたジェシーの反応がよくわかる。何も考えられなくて、自分を責める気持ちが沸いてきて自暴自棄になって、でもどん底まで落ちたらだんだんと普通に戻ってくる。日常を撮り戻そうとする。

喪失の後に成長がある。悲しいことだけど。2人の秘密だったテラビシアに妹を招いたジェシーはこれから世界を広げていく。レスリーから与えられたものを、今度は自分が分け与えていくだろう。

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2025年08月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

子どもに死を教える本として紹介(絶賛?)されていた本。田舎で女姉妹に囲まれた少年が窮屈な思いを抱えて生活している所に、都会から新しい風を纏った少女がやってきて、少年の世界を変えていく。少年が大好きな先生と美術館に行ってランチをしたりしている間に、2人の秘密基地、テラビシアへ向かった少女が、ロープが切れて死んでしまう。その直後やけにみんな優しく扱われた少年は、テラビシアに橋をかけ、小説が終わる。これは筆者の息子のガールフレンドが雷に打たれて急死したという実話に基づいているそうだ。

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2025年01月04日

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