あらすじ
ローレンス王国決闘会開幕! 18歳のクラス分けで無情にも<無職>を言い渡され、父親である公爵の手により街を追放されたリートは、死闘の末に“殴った相手の能力をコピーできる”力に目覚めその力をもっと知るため、弱き者を守るため、騎士を目指すことを決意する。ローレンス王国第一王女・イリスに見初められ王女の婿候補兼近衛騎士として抜擢されたリートは、イリス暗殺を企む異母妹・カミラ王女を牽制するため、国中から猛者が集うローレンス王国決闘会で優勝を目指すことになり…!?
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面白いのだけど
なかなか話は面白い、絵も見れるレベルには仕上がっています。しかし、この漫画家さんは漫画を描くのは上手とは言えない、アシスタントが足りないのか背景白多いしパースもおかしい所もある。編集が仕事していないのか、キャラクターの構図もおかしい事が多々あります。(主に位置取り)
そうはならんやろって所が多数あるのが気になってしまいストーリーは及第点ながら話に集中できない事がネックでした。
なんでそうなったの?と何度も読み返してしまい、本来なら盛り上がっていて次のページが早く読みたいってなるシーンだと思うとこなのに、そうなった理由を自分の中で折り合いをつけるために考察して、そこで暫く考え込んでしまいました。
最終的には折り合いはつかなかったし、重要なシーンでもないのに何で時間使ってるのかと気がついて話を読み進めましたが、そういった場面がもっと少ないと話がスッと頭に入ってきて、より楽しめる作品になってると思います。
私は漫画が好きなので、ある程度の無茶苦茶な動きや意味不明な展開は許容できる方ですが、少なくとも納得できる程度のリアリティがないとダメだし動きに理屈と説得力が足りなかった。
良い例として刃牙シリーズの戦闘があるかと思います。人間が軍隊に勝てるわけないが、あの世界では超暴力に説得力があり許されてますよね板垣理論とでも言えば良いのか、あれも作者が積み重ねてきた世界観があり納得できるから多数の人に認められてます。
それが無いこの漫画と作者さんが、戦闘もわかりづらく動きもおかしい戦闘シーンを描いても読者は置いて行かれてしまう。1番気になったのが聖騎士対重騎士のとこで、見開きの大ゴマ、派手さを重視してカッコいい絵として描いてると思うのですが、ウォーハンマーは何処へ消えたのか、敵が回転しているけど中軸は右手だとしたらキャラの位置がおかしいのでは?コマに収めようとしすぎ。倒した後の頭の位置、回してるシーンで真下を向いてますよ、その後どう力を加えたのか地面に激突する勢いからの擬音がトサッと柔らかくなってます。サラが力を弱めてそうしたのねって解釈も出来ますけど、よく見ると相手がハンマーから手を離してますから制御は出来ませんよね?回転の勢いが凄まじく手を離したならドガンっとぶつからないと納得いかん。見せたい戦闘シーンと画力が噛み合ってないのか説得力が足りてないのか、とても惜しい作品です。
シリーズ作品レビュー
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