【感想・ネタバレ】宗教のきほん 禅の知恵に学ぶのレビュー

あらすじ

意外に知らない「禅」の世界、その扉をひらく入門書。

心が不安定になりやすい現代で、その教えを日常に取り入れやすいことから世界中で注目を浴びる「禅」。2500年の伝統をもつ仏教において、禅はどのように生まれ現在に至るのか。その歴史と思想の要点のみをコンパクトに概説。禅僧が目指す、豊かに生きることや幸せに生きることとは異なる「己事究明」の道とは何か。「坐禅」「読経」「作務」「食事」……その修行法を理解し、禅における人生の捉え方を体感する。「五分坐れば、五分の仏」「それと一つになる」「他の力で生かしていただく」……40 年以上もの修行を経た高僧が、体得した禅の知恵を実感を込めて語る。

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Posted by ブクログ

坐禅とは「考えない」心境にする「静」の修行、作務(生活のための働き)とは「動」の修行である、と言う。出家は仏門での全てが修行の積み重ねであり、甘え、褒められることは一切ない。仏法は師匠から弟子へ、心から心へ、以心伝心で伝えるものであり、仏門での「学び」は真似ることであり、一つ一つに無駄のない工夫を凝らして生活する事になる。考え方も変わる、例えば「1時間しか寝られない」から「1時間も寝られる」のように自分に厳しくしていくこととなる。一つ禅僧は肉を一切食べないのかと思ったが寺内では食べないが門外では食べるという。
修行者の1日
午前3時半に起床、洗面、トイレを済ませて袈裟に着替え本堂に5分〜10分以内
40~50分の朝課、梅肉の湯をのみ朝食(お粥)
禅堂に戻り坐禅、午前7時から作務(掃除・薪割り等)、托鉢に出かける
10時半過ぎに斎座(昼食)、休息(洗濯)、午後1時から作務開始、お経を読む
午後4時半から5時に作務、お風呂、薬石(夕食)「基本的に食事は2食」、休息
午後4時半から7時まで坐禅、8時に茶礼、9時半頃に開枕、夜座が深夜まで続く
・時と行動を告げるのは振鈴、大鐘、木板隣「時計はない」

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2025年05月05日

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