【感想・ネタバレ】婚約破棄と追放された私は大精霊を釣って、意気投合して、旅に出る。のレビュー

池中織奈 / 一花夜

王太子に婚約破棄され森へと追放された貴族令嬢のトロメルダは、
そこで失恋し悲嘆にくれる水の大精霊アクアリマと出会う。
似た境遇のふたりはすぐに意気投合し、ともに放浪の旅へ出ることにする。
旅の途中で様々な事件を解決していくなか、ふたりは篤い友情で結ばれていくのだった。

そんななか、トロメルダは竜族の青年ルイシェルに一目惚れされる。
ルイシェルに溺愛され照れるトロメルダを、嬉しそうに見守るアクアリマ。
こうして３人旅となった一行の前に、トロメルダを一方的に追放した王太子が現れて……。

[ネコネコ · ★★☆☆☆]

ファンタジー

多分想定読者年齢層からだいぶ外れていたようです。よくある婚約破棄物を期待して読み始めると裏切られます。王太子の婚約者だった公爵令嬢が、性悪の男爵令嬢に手玉に取られた王太子に文字通り魔物のいる森に捨てられるところからはじまり、精霊と旅ををすると言う楽しいお話でした。小学生ぐらいの方でも問題なく読めるのでは。
それといくつか校正漏れがあり、これが興醒めの原因になる。