【感想・ネタバレ】私は逃げるとき、いちばん勇敢な顔になるのレビュー

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Posted by ブクログ

「逃げ」の美学について語った本。
様々な角度から「逃げ」について書いています。
「逃げる」というと、途中で投げ出す、やり切らずに終わってしまった、負け犬等々、マイナスなイメージがありますが、こちらの書籍は真逆の事を言ってます。
「逃げ」というより「チェンジ」と言ったほうがいいかも。

”逃げるというのは、新しい挑戦をするのと同じだ”

本の抜粋になりますが、著者の言いたかったことはこの一言に集約されるのだと思います。
とはいえ、いつでも、なんでもかんでも逃げていいわけではありません。
逃げる時に重要なお作法も説いています。

”Aから逃げるときは、Bで戦って勝利するだけの決意が必要だ。小さな戦いで勝利することが、私たちの生に尊厳を与えるのだ。”

結果論になってしまいますが、「Bで勝って」がないと単なる「逃げ」(マイナスイメージ)になってしまします。
逃げるからには、次で勝つ(=幸せになる)、勝ち取る。そうすることで、自身も救われ、他人から見た時も「逃げたんじゃなかったんだね」になるのではないでしょうか。
何事も覚悟は必要です。

こちらの書籍は様々な書籍の引用(具体例として使っている)を用いてます。
著者の語る引用書籍は海外文学から日本文学まで幅広く、どれも興味深いものばかりです。
選書の参考になります。

なーーんか今の環境を変えたいんだよな、でも勇気がない。何年も悶々、、、。
そんな方の後押しをてくれる事間違いなし!です。

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2023年09月07日

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